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温め成分、ヘスペリジン。初めて聞いた、という人も多いかもしれません。
ヘスペリジンは、みかんの皮や袋、白い部分に多い成分です。血管を拡張させるはたらきがあり、その結果、血流が良くなります。血流が良くなると、体のすみずみまで血液が行きわたるため、冷え性対策には良いわけですね!
ゆずをお風呂にいれると、体がポカポカしますよね。古くから、理にかなった冷え対策がなされてきたことが分かります。
ヘスペリジンは、ビタミンPの一種です。
ビタミンPは、ビタミンではなく“ビタミン様物質”と呼ばれています。ビタミンではないけれど、ビタミンのようなはたらきをします。
ヘスペリジンが、血流を良くすることはご紹介しましたが、実は他にも嬉しい効果があります。
また、後に説明しますが、近年は、ヘスペリジンに糖を結合させた“糖化ヘスペリジン”というものがあります。
それでは、冷え対策以外の効果をみていきましょう!
肌の保湿に関わる成分であるコラーゲン。糖化ヘスペリジンを加えると、
がアップするという報告があります。
冬は冷え性だけでなく、肌の乾燥も気になるところ。ヘスペリジンで肌の保湿もできると嬉しいですよね!
長時間、座っていると気になる足のむくみ。糖化ヘスペリジンは、そのような状況にあるむくみを予防する効果があると報告されています。
糖化ヘスペリジンを摂取することで、むくみによる足首やふくらはぎ、下腿の周囲長が増加しにくくなったとのこと。
デスクワークが多い人や、同じ姿勢でいることが多い人は必見ですね。
目の周りの血流が悪くなることは、くまやくすみの原因となります。ヘスペリジンは、目の下のメラニンを減らし、肌を明るくするはたらきがあるといわれています。
ヘスペリジンは、柑橘類から抽出される成分です。
これからの季節に食べることが多い、みかん。みかんのヘスペリジンの含有量は、以下の通りです。
皮に多いですが、みかんの袋にあたる部分にも多いので、摂取しやすいですね。
朝にフルーツを摂取する人は多いですが、朝に食べると紫外線を吸収しやすくなるフルーツがあります。特に柑橘類は要注意といわれています。
しみや美白、美肌対策には一年を通して対策したいですよね。夕食まで時間があきそうな時や、一日の仕事が終わった時などに食べるなど、工夫してみてくださいね。
ヘスペリジンは、水に溶けにくい性質があります。したがって、体に吸収されにくいといわれています。
近年は、“糖化ヘスペリジン”という、ヘスペリジンに糖を結合させたものが登場しています。吸収率も良くなり、水に溶けやすくなるため、飲料にも使うことができるすぐれものです。
糖化ヘスペリジンには、体内のビタミンC濃度を維持するはたらきがあるといわれています。
ビタミンCは、肌のコラーゲンの生成を促すなど、美肌作りには欠かせないビタミンです。しかし、水溶性であることから、できるだけ毎日摂取する必要があります。
糖化ヘスペリジンは、“酸化型ビタミンC”を“還元型ビタミンC”の形に戻すことができるため、体内で効率よくリサイクルしていると考えられています。
皮の部分や、白いすじの部分を意識して食べるのは、なかなか難しいですよね。そんな時には、糖化ヘスペリジンを使った飲料や食品、サプリメントを利用すると良いでしょう。
緑茶を入れ、お好みの量のみかんの皮を加える。
みかんの皮のさっぱり感と、緑茶の苦味が合う飲み物に。急須にみかんの皮を加えてから、淹れても良さそうです。
みかんの皮の香りがする、優しい味のフレンチトーストの出来上がり。違和感なく、みかんの皮を食べることができるので、おすすめです。
いかがでしたでしょうか。冬の寒さ対策だけでなく、夏の冷房対策にもおすすめです。
ぜひ役立ててみてくださいね!