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基礎体温とは、生きていくために最低限必要なエネルギーしか消費していない状態のときの体温のことです。
要するに、寝ている間の体温のこと。自分では測れないため、朝起きてから活動を始める前に測定します。
基礎体温は、
という特徴があります。
低温期が続いていると、排卵が起きていない可能性があり、高温期が続いていると妊娠の可能性があります。このように、月経と深く関わりがあるため、妊娠に向けて基礎体温を測る女性も多いですよね。
基礎体温はダイエットをする時期の目安になります。
月経には以下のような周期があります。
◎生理期(低温期)
◎卵胞期(低温期):生理から約2週間経つ頃まで。
◎排卵期~黄体期(高温期):排卵が起こる時期。前回の生理から約2週間ほどで排卵が起こる。
◎黄体期(高温期):妊娠していなければ、排卵後の卵子が黄体に変化し、黄体ホルモンが分泌される。
効率よくダイエットするには、卵胞期・卵胞期~黄体期がおすすめです。
脂肪の代謝が活発になるため、適度に運動して余分なものを燃やすことができます。老廃物やむくみの原因となる水分の排泄がスムーズになります。
運動といっても、速歩きやウォーキングなど、「少し息が上がる程度」「人と会話できるくらいの運動強度」でOKです。
肌の調子には女性ホルモンが深く関わっています。
生理が終わった後~次の排卵まではエストロゲンの分泌が盛んで、肌がきれいな時期です。排卵後はプロゲステロンが分泌され、にきびや吹き出物ができやすくなります。
◎生理期:肌が敏感になるため、刺激を加えないようにしましょう。
◎卵胞期:生理が終わり、肌の調子は良くなります。新しいスキンケア用品や化粧品を試すのもこの時期がおすすめ。ムダ毛処理や髪の毛のカラーもこの時期が良いでしょう。
◎排卵期~黄体期:排卵までの間、まだ肌は落ち着いています。オイリー肌の人は、にきびや吹き出物が出てくることも。
◎黄体期:排卵後、皮脂の分泌が最も多くなる時期。さっぱりとしたスキンケア用品を使いましょう。しっかり睡眠をとり、ビタミンB群、C、Eの摂取を心がけましょう。
基礎体温を測って、ひと月の生理周期を知ることで、肌のリズムに合わせたケアをすることができます。
体温が上がると、血液の流れが良くなります。体のすみずみまで栄養と酸素を届けるだけでなく、老廃物を持ち帰るはたらきも活発になります。
基礎体温が
の場合、低体温といわれ、血液の流れが悪くなり、免疫力が下がってしまいます。
また、体温が低い人は基礎体温をグラフにすると、低体温が続きなかなか高温期に入らない、ということがあります。うまく排卵できていない場合や、卵巣の機能低下の可能性も。
適度な運動、睡眠をしっかりとる、食事は3食、など生活習慣を見直して対策しましょう。
◎生理期:イライラしがち。大切な話は避けるようにしましょう。感情を吐き出すため、ドラマや読書がおすすめです。
◎卵胞期:心の調子も良く、重要な計画にも取り組めそう。新しいことに取り組んでみても良いかもしれません。
◎排卵期:まだ心は安定していますが、不安定になる時期のために備えましょう。アロマやマッサージで心をリラックス!
◎黄体期:イライラが溜まりやすい時期。重要な判断は避けるようにしましょう。
我慢をしすぎず、一人の時間をゆっくりもつことも良いでしょう。
基礎体温、平熱ともに理想的な体温であるほうが良いといわれています。冷えはホルモンバランスを乱す原因。排卵の時期も定まらない場合も。
細切れでも良いので、1日に合計30分程度、運動をしましょう。
体温が低い原因には、筋肉量低下や血流が悪いことが考えられます。特に、足(ふくらはぎ・太もも)の筋肉や背中の筋肉など、大きな面積を占める筋肉を鍛えると、体温アップに効果的です。
いかがでしたでしょうか。基礎体温は妊娠する際に必要なもの、と思いがちですが、健康管理や美容のために活用できることがあります。
ぜひ基礎体温を測る習慣をつくってみてくださいね。