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簡単にいうと、「かさまし食」。食べる量は変えずにそのままで、食品1gの「カロリー密度」を意識するダイエット法です。同じ量を食べても、1gあたりのカロリーが低いもののほうが太りにくい、というものです。
人間は、カロリーに関わらず、同じ量のものを食べる、といわれています。同じ量を食べるのであれば、1gあたりのカロリー密度が低いものを食べたほうが痩せる、という発想です。
当たり前といえば当たり前ですが、なかなか意識できていないことも。
栄養素は、
脂質(9kcal)>たんぱく質、炭水化物(4kcal)>食物繊維>水
という順で、1gあたりでカロリーが異なります。当然、脂質が多い食品は密度が高い、といえます。
「低脂質・水分多め」を意識すると良い、ということになりますね。
かさましするため、空腹感が少ないといわれています。
空腹感を感じると人はストレスを感じます。ストレスはビタミンCを大量に消費し、コルチゾルなど抗ストレス作用のあるホルモンを分泌します。その結果、神経が高ぶり、余計にイライラしてしまいます。
ダイエット中、イライラして神経質になってしまうこと、ありませんか?ストレスを少なく、ダイエットするにはおすすめの方法かもしれません。
繊維質や水分を多く摂るため、便秘改善のはたらきがあります。その結果、代謝が良くなり、ダイエット効果が期待できます。
食材の密度は、4つに分類できます。
野菜類、低脂肪牛乳、きのこ、わかめ、ひじき、もやし、めかぶ、豆腐
果物、穀類、豆類、パスタ、シリアル、赤身の肉
赤身以外の肉、揚げ物、パン、アイスクリーム
チョコレート、ポテトチップス、ナッツ類、食用油
要するに、1と2を増やして、3と4を減らすとボリュメトリクスダイエットができます。
例えば、ご飯1膳食べるとしても、おかゆ1膳食べるほうがカロリー密度は低いですよね。おかゆは水分を含んでいるため、その分、ご飯よりも密度が低いです。
同じ考え方で、加熱した野菜より、サラダのほうがかさましできます。糖質ダイエットのように、「何かを制限する」ということがないため、食事制限のストレスは少ないのも嬉しいですよね。
家の冷蔵庫に野菜がなくても、つい「まあいいか」と思うことはありませんか?多いと感じても、カットして1食分を冷凍しておくと良いでしょう。
いずれも、かさましに使いやすいため、ボリュメトリクスダイエットの味方です。
水分もかさましになりますし、カロリー密度が低いため◎。ただ、場合によっては塩分も同時に摂取する可能性も高くなるので要注意。
特に野菜類は、大きめにカットすると、噛みごたえもあり、かさましになる場合も。
常備しておくと便利です。例えば乾燥わかめは、味噌汁にサッと入れることができ、かさましできます。
人は、カロリーは違っても同じ量を食べるといわれています。そうであれば、よりカロリー密度が低いものを食べたほうが良い、という発想であるボリュメトリクスダイエット。空腹を感じることが少ないため、ダイエットによるストレスが少ないのが特徴。
ダイエットとは、健康や美容のためにおこなうもの。ストレスを感じていては、元も子もないですよね。食事制限によるストレスを感じている人は、試してみてはいかがでしょうか。