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口の中が酸性に傾くと、虫歯・歯周病になりやすいといわれています。虫歯の原因となる細菌が増殖しやすくなるためです。唾液が分泌されると、歯の周りについた汚れを洗い流し、口の中が中性に近づきます。
食事をすると、唾液がよく分泌されます。欠食が多いと、それだけ唾液の分泌が減り、口の中の衛生を保てなくなります。
加齢とともに、口の周りの筋肉や、噛む力が低下します。その結果、唾液の分泌が減ります。
加齢で、唾液そのものの分泌能力も落ちていきます。
唾液腺は自律神経によって支配されているので、ストレスで自律神経が乱れると唾液量は低下します。
30代後半から女性ホルモンは徐々に低下し、45~55歳で激減します。ドライマウスは男性より女性が3倍も多いといわれているのは、このためです。
40代以降は唾液が減少し、口の中がネバネバすることも。乾燥気味の人もいますよね。
食事中、水分で口を潤すと◎。ベストなのは水ですが、お茶や、なければ他の飲料でもOKです。
食後、すぐに歯磨きをするのはNGだという意見もありますよね。しかし、歯についたプラークをそのままにしておくのも、よくありません。食後は、水で口をすすぐと良いでしょう。
すすぐときは、歯と歯茎に水が行き渡るように意識することがポイントです。外出先など、歯磨きする時間がないときなども、おすすめの方法です。市販されている洗口液などを持ち歩くのも良いですね!
また、ワインやコーヒーなど、歯が着色してしまう原因となるものを飲んでときにも、すぐに水で口をすすぐ方法はおすすめです。
噛むと、あごの骨や筋肉が発達し、脳のはたらきを活発にします。また、よく噛むことで唾液が分泌され、口の中の衛生面も保たれます。
早食いすると、噛む回数が減ることが分かっているため、食事は15分以上かけて食べると良いでしょう。
年齢とともに、歯茎が後退してしまい、笑ったときに歯の根元が見えることもあります。さらに、歯茎が後退すると歯を支える力も弱くなります。歯が抜けやすくなることも。
どうしても、笑ったときに歯のケアができていないと、不潔に感じたり、年齢を感じさせてしまいます。
では、どのような歯磨きをすれば良いのでしょうか?
境目をよく見ると、白いものがついていることがあります。これが「歯垢」です。口の中で繁殖した細菌のかたまりともいえるので、むし歯・歯周病の原因になります。歯磨き中、意識して磨くようにしましょう。
ネバネバしていて、なかなか取れないのも特徴です。放っておくと、「歯石」となり、歯茎の病気の原因となります。
歯医者で「歯石取り」をやってもらえるので、日頃からチェックしてもらうのも良いでしょう。
歯茎をマッサージして、血行をよくします。歯茎に栄養が行き渡るので、歯周病予防や引き締まった歯茎を維持するのに効果的です。
歯肉マッサージも、歯医者などでおこなっています。
自分でおこなうには、
などを意識して、おこなってみましょう。
毎食後、歯磨きするのが理想的ですが、仕事や外出先などでなかなかできない…という人も多いのではないでしょうか。寝る前の、1日1回で良いので、時間をかけて歯磨きすることがおすすめです。
寝ている間は、唾液の分泌は少なくなるので、細菌が繁殖しやすくなります。そういった意味でも、「寝る前の歯磨き」は大事な時間ですね。
笑ったときに、目が行きがちな口元。特に、歯のケアをおこなっていると、「衛生的でない」などのイメージを持たれることも。歯茎など、年齢も出やすいですよね。
日頃からよく噛むことを心がけ、唾液の分泌を意識して食事をしましょう。
また、歯と歯茎の間をマッサージするように歯磨きすること、寝る前にいつもより丁寧に歯磨きすることで、歯のエイジングケアをしましょう!