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入浴によって血液の循環が良くなるので、酸素や栄養素などの必要な要素が身体中に巡りやすくなります。また、二酸化炭素や疲労に関する物質も適切に回収されるので、身体の疲れのリセットにも効果的。身体の末端まで血液が巡り届くことは、美肌づくりにも影響します。
入浴によって全身が温まることで、身体の深部もしっかり温まります。深部から手足に向かって熱が放出されていき、体温が下降する流れで自然に深い眠りに就けると考えられています。お風呂に入らず眠る場合は、体温の下降がゆるやかなのでなかなか寝付きにくい…などの特徴があります。
快適な睡眠を促すための入浴時間は、算出することができます。ポイントは、朝目覚める時間から逆算すること。起床の時間から睡眠時間を確定させたら、眠る1~2時間前を目安に入浴してみましょう。
自然に深い眠りにつけるように寝る時間と起きる時間を計算することも、快眠に効果的な方法です。
快眠を促すためお風呂を効果的に使うには、入浴の温度と時間も意識しましょう。入浴の効果を得るには、40℃のお湯に15分程度、全身浴でしっかり浸かることをおすすめします。
また、シャワーや浴室暖房などで浴室を温めるなど、入浴時の環境を整え、身体を冷えにくくすることもおすすめします。
浴室の電気も、なるべく暗めに設定すると快眠を促しやすくなるのでおすすめです。防水効果のある電池式のキャンドルや、脱衣所だけ明かりをつける・間接照明を活用するなど、睡眠ホルモンを分泌するためにも暗めの設定をしてみてください。
入浴中にお気に入りの香りを感じることで、心拍数や呼吸も穏やかになると考えられています。嗅覚は人間の身体の中でもっとも敏感に感じやすい五感のひとつなので、シャンプーやボディケア用品、入浴剤などをお気に入りの香りのアイテムで揃えてみることも効果的です。
身体が緊張してこわばっている状態をほぐしたいとき、おすすめなのは入浴時の浮力とシャワーを活用する方法。浮き枕などを使って上半身を委ね左右に揺らしてみたり、シャワーの水圧でデコルテや足、お腹などをほぐすことによって疲労物質も流すことができます。
湯船に首までしっかりと浸かると、浮力で体重が本来の重さの約10分の1程度になるといわれています。その際に、筋肉や関節なども重力から解き放たれることでリラックス効果を感じられるのだとか。お気に入りの香りの入浴剤を楽しみながら、全身浴してみるのも効果的でおすすめです。
お風呂に入って血流がリセットすることによって、身体に蓄積された疲労物質も排出されるそう。筋肉痛のときなどは、ぬるめのお湯にじっくりと浸かって、凝り固まった筋肉をほぐすように意識しましょう。
また、筋肉痛を感じる部分が熱を帯びている場合は、その箇所を温めずに冷やすことをおすすめします。
フェイスタオルなどを40℃程度のお湯に浸し、目にあてるだけでも目の疲れに効果的です。ストレスを誘発するホルモンを低下させて、副交感神経が高まるのだとか。
目の疲れは、目を閉じることで光からの刺激を防ぐだけでも効果的だと考えられているので、ぜひ入浴中に試してみてはいかがでしょうか。
入浴による温熱作用で血液の流れが良くなることで、コラーゲンが柔軟化すると関節が動く範囲も広くなるそう。入浴中に、浴槽の中でできるレベルの簡単なストレッチも肩こり解消に効果的です。
40℃以下のぬるめのお湯にじっくりと浸かり、息と一緒に声を吐き出すことで身体に入った妙な力が抜け、リラックスできると考えられています。しっかりと息を吐き、そのぶんを深く吸い込むことで自律神経を整えたいときに効果があると考えられています。
朝は眠さでなかなか目が覚めず、やる気も起きないという経験はありませんか?そんなときは。42℃程度の熱めのお湯を浴びると交感神経が活性化するので効果的だと考えられています。
朝風呂派の方の場合は、5分程度熱いシャワーを浴びることで、気怠さや疲労感をリセットさせられるんだそう。
ほぼ毎日入るお風呂こそ、簡単に取り入れられる方法で身体の疲れをとったり快眠を促せるように意識してみてはいかがでしょうか。翌日の身体のコンディションを整えるためにも、ぜひ効果的な入浴時間の過ごし方でお風呂タイムを充実させてみてください。