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どんなに若々しく見える女優さんでも、よーく見ると目が充血していたり濁っていたりすることがあり、目の若々しさを保つことの重要性に気づくはず。今回は目にどんなエイジングサインが現れるのか、目のアンチエイジングケアにはどんな方法があるのか詳しくお話していきます。
今、目の充血を訴えて眼科に来る女性が増えているそうです。では、なぜ充血が起こるのでしょうか。
充血は、アレルギー物質や紫外線をはじめとする外部からの刺激による炎症反応として起こる場合と、酸素不足が原因で起こるケースがあります。
スマホやパソコンなどによって目が疲れると、より多くの酸素や栄養を運び込もうとして血流が増加。すると血管が膨らみ、目が充血して見えるようになるのです。
特に充血はしていないけれど白目が黄ばんでいるというのは、体内で起こる糖化や酸化といった現象が原因です。
糖化は体内でたんぱく質と糖が結びついて起こるもの。年齢とともに肌がくすんでくるのと同様、白目も糖化によって黄ばんで見えるようになります。
また、ストレスや加齢によって発生する活性酸素も目の細胞に影響を与え、黄ばみの一因となっています。
どんなに肌や髪がキレイでも、目が血走っていたり黄ばみが目立つ状態では疲れた印象を与え、老け顔につながってしまいます。では、目の加齢を少しでも遅らせるためにはどうすればいいのでしょうか。
紫外線は目の充血に直結するだけではなく、老眼を引き起こす原因のひとつであるとも言われています。
さらに目から紫外線が入ると、肌に日焼け止めを塗っていても体が「紫外線を浴びた」と認識してメラニンを生成するため、シミやそばかすができる原因にもなります。
また、パソコンやスマホから出ているブルーライトは目にダメージを与えるだけでなく、肩こりや頭痛といった眼精疲労を引き起こすことも。
紫外線が強い時に外出する際には、紫外線カット効果のあるサングラスを使用する、パソコンやスマホを使用するときにはブルーライトカット効果のあるメガネをかけるなどして、ダメージを防ぐようにしましょう。
スマホやパソコンを使う時は、少なくとも1時間に1回、5~10分は休憩をとるようにしましょう。また、老けた目のほか肩こりや頭痛などの原因となる眼精疲労を引き起こさないためにも、夜眠る前の2時間はスマホやパソコンの使用を控えることをおすすめします。
白目の黄ばみは体内で起こる糖化が大きな原因となっています。炭水化物や甘いものの取りすぎは糖化につながりやすいため、摂りすぎはNG。適度な糖質制限も必要です。
目にいいと言われるサプリメントを取り入れることもエイジングにつながります。目に良いと言われているルテインは、カロテノイドと呼ばれる色素の一種。ほうれん草やかぼちゃ、にんじんなどに含まれています。
ルテインは目の中の網膜と呼ばれる部分に存在している成分。有害なブルーライトなどを吸収する作用や、抗酸化作用があると考えられています。体内では作ることができない成分なので、食事やサプリメントから摂るのが有効です。
市販のルテインのサプリメントには、同じカロテノイドの1種であるゼアキサンチンや、目にいい成分であるビタミンCやE、亜鉛などを配合したものが多くなっています。ルテインに関しては眼科医の先生方もサプリの摂取を推奨している方が多く、信頼できる成分と言えるでしょう。
特に屋外で日常的にスポーツをする習慣のある方にはイチオシです。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、瞳の健康をサポートする効果が期待できる成分。日本では生の果実が手に入りにくいので、サプリメントが便利です。
アントシアニンは時間とともに体外に排出されてしまうため、継続して摂取する必要がありますが、続けて飲むことで目のしょぼしょぼ感が気にならなくなったという声も多いようです。
ブルーベリーの他にも、ビルベリーエキスなどアントシアニンを多く含むエキスをプラスして、より違いを実感しやすくしているサプリメントもありますので、自分に合ったものを探してみましょう。
ハブ草やエビスグサと呼ばれる植物の種子を使った決明子(ケツメイシ)茶やハブ茶は、目の充血や乾燥、疲れ目の改善などに効果が期待できます。
決明子茶は韓国のお土産としても人気があるお茶。ハブ茶はドラッグストアでも売られているので手に入れやすいかもしれません。
どちらも麦茶を濃くしたような味わいで飲みやすく、ノンカフェイン。目を酷使する人にはおすすめです。
ドラッグストアなどで売られている充血をとる効果のある目薬は、「血管収縮剤」と呼ばれる成分が含まれています。この成分は、言ってみれば血管を締め付けて血流を制限するというもの。
血管は目に必要な酸素や栄養素を運ぶためにあるものですから、血管収縮剤を使い続けることで血流が制限されれば、新たに血管を作って酸素や栄養素を送り出そうとします。
その結果、血管がふくらんだ状態のままになったり、血管が新たに作られてかえって充血が目立つようになることも考えられるのです。
市販の目薬は防腐剤などの添加物も含まれていることが多いので、1日に何度もさすのは考えもの。手っ取り早く充血を取ってくれる市販の目薬は、大切な用事があるときや、ここぞ!というときのみ、使うのがベストと覚えておいてくださいね!
疲れ目や乾燥によって起こる眼の充血は、生活習慣や乾燥が改善されれば軽減します。ただし、痛みやかゆみ、目ヤニなどを伴う充血は、早めに眼科医の診察を受けるようにしましょう。
アレルギーをはじめ、炎症の原因にあった目薬を処方してもらえます。眼科で処方される目薬は、血管収縮剤や防腐剤なども含まれていないので安心。市販の爽快感のある目薬に慣れている場合、物足りない感じがするかもしれませんが、本来充血は時間をかけて治していくべき症状なのだそうです。
今、コンタクトの連用によって起こるトラブルを訴えて眼科を訪れる人も増えているそうです。長年、同じコンタクトを使い続けていたり、バラエティショップなどで購入したカラコンを使っている人はいませんか?
カラーコンタクトや視力矯正のためのコンタクトを長期連用している方は、特に症状がなくても定期的に眼科で診てもらうことを習慣にして、目のトラブルを防ぐようにしてください!
見た目年齢にも影響する目のエイジングサインについてお話ししました。肌や体と同じように、目のエイジングも実際にトラブルが起きてからではなく、予防することが大切。
見た目の美しさに関わるだけではなく、目は体のなかでも特に大切な器官。生活習慣の見直しや、サプリメント、眼科での定期的なメンテナンスを習慣にし、いつまでも透明感のあるキラキラと輝く瞳をキープしたいものですね!