- 週間ランキング
なつめは美容大国である韓国においてもお茶に入れられていたり、韓国の代表的な料理である参鶏湯にも入っていたりと、普段の食生活の中で馴染みのある食材となっています。
食べることによっていろいろな効果が得られるということから、料理だけでなく漢方薬としても使われているなつめは、中国では桃、李(すもも)、杏(あんず)、棗(なつめ)、栗を合わせた5つを「五果」と呼び、人間の五臓の働きを助ける果物とされています。
「1日3粒食べるだけで年を取らない」と中国では古くから言い伝えられているほど、美容と健康に良い食材となっているなつめが持っている美容パワーとはどういったものがあるのかご紹介します!
日本で一般的によく見かけるのは、乾燥したドライフルーツ状になっているなつめです。なつめには副腎皮質ホルモンを作り出すサポートをしてくれるパントテン酸や、水に溶ける性質の水溶性ビタミンの1種である葉酸、骨を丈夫にしてくれるカルシウム、精神病などの治療薬に使う候補薬成分として発表されているオレイン酸アミド、女性がどうしても不足しがちになってしまう鉄分や食物繊維などといった成分が含まれています。
気になるなつめのカロリーですが、なつめは1粒あたり約7キロカロリーで、100グラムあたり約290キロカロリーほどだといわれています。
なつめ1粒で見てみると7キロカロリーと低めのカロリーになっていますが、美味しくて健康や美容に良いからと1日に何粒もたくさん食べてしまうと、糖分の摂りすぎで逆効果となってしまいます。
「1日に3粒食べるだけで年を取らない」と言われるほどの効果のあるなつめなので、1日に食べる量は多くても10粒ほどにしておくことをオススメします。
なつめにはサポニンという成分が含まれています。このサポニンという成分は、中性脂肪やコレステロールなどの脂質の酸化を抑制する効果や、体内に脂肪が溜まるのを防いでくれる働きをしてくれるので、ダイエットにも効果的となっています。
また、なつめには食物繊維や体内の余分な水分を排出してむくみを予防してくれるカリウムが多く含まれているので、ダイエットをしているときのおやつ替わりに取り入れてみるのも良いかもしれません。
なつめに含まれているサポニンは脂肪の蓄積を防ぐだけでなく、抗酸化作用の効果もあり、体内の細胞が活性酸素によって酸化し老化してしまうのを防ぐ働きもしてくれます。
細胞の老化が進んでしまうとシミやシワ、たるみの原因となってしまうので、しっかりと予防したいですね。
なつめには体内の様々な代謝やホルモンの合成に関わりのあるパントテン酸というビタミンが多く含まれています。このパントテン酸は美肌作りには欠かせないコラーゲンを産み出す細胞を活性化させると共に、コラーゲンを作るのに必要となってくるビタミンCの働きを助けてくれる役割を果たします。
必須ミネラルのひとつである亜鉛も、なつめには多く含まれています。亜鉛はお肌のターンオーバーを促進してくれるだけでなく、髪の毛の新陳代謝にも関わる成分となっているので、なつめを食べて亜鉛を摂取することで傷みのない健康的で綺麗な髪の毛をキープすることができます。
なつめに含まれているフルクトピラノサイドという栄養素には、アレルギーを抑制する効果があるといわれています。フルクトピラノサイドだけでなく、なつめに含まれるパントテン酸には副腎皮質ホルモンの合成を助ける働きがあることから、アトピーや花粉症といった症状にも効果が期待できます。
さまざまな効能を持つパントテン酸はビタミンB5とも呼ばれていて、副腎皮質ホルモンの合成を助ける働きをしながらストレス耐性を高め、溜まったストレスを緩和してくれる効果もあります。
なつめにはプレーンの約1.5倍もの鉄分が含まれているので、女性が引き起こしやすい貧血予防にも効果的となっています。
いかがでしたでしょうか?日本ではまだあまり日常的に食べられることはありませんが、健康食材としても注目を集めているなつめです。美容効果もたくさん得ることができるので、女性たちにとっては欠かせない食材にもなっていますね。
ドライフルーツにされているなつめを食べるときは、甘みはが足されている可能性が高くなっているので、一度に食べすぎてしまうと糖分の摂りすぎとなってしまう恐れがあります。食べすぎには注意し、1日に少量ずつ毎日続けて食べることでなつめの良い効果を実感してみてください!