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生理痛やイライラ・ストレスなどといったPMS(月経前症候群)の症状が強く出るという方にとっては、生理前・生理中というのはとてもツライ時期となってしまいます。
「なかなか気分が上がらない」「体調がすぐれない」といったように体に良いことがないので、ただはやく生理が終わってほしいと思いながら過ごしている生理中ですが、実は生理がきている期間というのは体内に溜まった老廃物や毒素などを外に排出することができ、デトックス効果が高まっている期間でもあるのです。
体内でいらなくなったものを排出してくれるデトックス効果は、健康面だけでなく、肌トラブル改善といった美容にも大きな効果をもたらしてくれます。
憂鬱になりがちな生理中ですが、美容効果をアップさせながら綺麗になれる期間として有効に使っていきたいですよね。
そんなときに知っておきたい、生理中のデトックス効果についてや、デトックス効果をより高めるには何をすればよいのかをご紹介します!
排卵期が終わってから生理が始まるまでの期間は、なんだか体が重かったり便秘やむくみ、肌荒れなどといった症状が出やすく、体重も増えやすい時期となっています。
排卵が行われてから生理がくるまでは、体内では黄体ホルモンであるプロゲステロンが活発に分泌されます。黄体ホルモンが分泌されて体に血液や水分、脂肪を蓄えようとすることで体内の代謝が悪くなってしまい、むくみや便秘を引き起こしてしまいます。
生理が始まると体内のプロゲステロンが減少していきます。プロゲステロンが減少する代わりに、体内に溜まった余分なものを排出してくれる働きのあるエストロゲンの分泌が増えていきます。
このエストロゲンが分泌されることがデトックスにつながり、生理中の期間に体内にたまったいらないものを外に排出することができます。
生理中は血行が悪くなってしまいがちで、体が冷えてしまう場合があります。
血行を促進するためにも生理中は激しい運動をするのではなく、ストレッチや軽くできる運動をこまめに行いながら血行を良くすることが大切です。
血行不良だけでなく、生理中に冷たいものを食べすぎてしまっても体が冷えてしまう原因となります。
生理が始まると同時に体温が下がり、体が冷えやすくなっているので、暑い夏場だからといって生理中に冷たい飲み物やアイスクリームなどといったものをたくさん食べ過ぎてしまったり、エアコンの温度が低いところにずっといたりしてしまうと一気に体が冷えてしまいます。
生理中に体が冷えてしまうとデトックス効果が落ちてしまったり、生理痛を悪化させてしまう可能性があります。
生理中はなるべく冷たいものは避けるようにして、せっかくのデトックス効果を逃してしまわないためにも体を冷やさないようにしてあげましょう。
ムレたりかぶれたりする心配がなく、生理痛が緩和されたり生理中のニオイが気にならないということもあり、紙ナプキンではなく布ナプキンを使っているという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
布ナプキンを使うことで冷え性が解消される効果もあることから、体を冷やすことなくデトックス効果を高めてくれる役割を果たします。
デトックス効果が高まると体内の老廃物や毒素が排出され肌の調子もよくなってきますが、生理中は血行が悪くなりやすく肌がとても乾燥しやすい時期となっています。
生理中の肌を良い状態で保つためには、冬の季節でも夏の季節でも乾燥を防ぐためにしっかりと保湿効果のあるスキンケアを行っていくことと、ストレッチやウォーキングなどといった血行を良くする運動を積極的にしてみることをオススメします。
生理前は水分が体に溜まりやすく、なかなかダイエット効果を実感することができなくなっていますが、生理が終わってから7日~10日頃の期間というのは、ダイエットに適した時期だといわれています。
生理が終わると卵胞ホルモンが増加し、代謝が上がることで脂肪燃焼の効果を得ることができます。
ダイエットに適している生理後には、バランスが良くカロリーを抑えた食事をしながら運動も少しずつ取り入れていくことで、良いダイエット効果を期待することができます。
いかがでしたでしょうか?毎月やってきて生理痛やイライラなどといったよくない症状が出やすくなっている生理中です。
生理がくると気分が落ちてしまいますが、生理中は体内のデトックス効果が高まっている時期となっていて、体内の老廃物や毒素を排出するにはもってこいの時期となっています。
ツライ生理中でもいつもの過ごし方をちょっと変えてみるだけで、デトックス効果をより高めることができ、憂鬱な生理期間を美容の時間として使うことができます。
もうすぐ生理がくるからとテンションを下げてしまわずに、デトックス効果を高めるためにできることをし、楽しい美容期間として過ごしてみてくださいね!