お肉料理などに添えられる「付け合わせ」を残していませんか?


出典:GODMake.

料理に添えられるパセリやクレソンは、彩りよく見せるための飾りではありません。お皿の隅に追いやって、残してはいませんか?


実は、付け合わせには驚くべき栄養や効能があることが分かっています。シェフは、意味なく付け合わせを添えているわけではないようですね。


そこで今回は、パセリやクレソンの栄養や効能をご紹介します。単なる飾りだと思って残していた方は、大変もったいないことをしていたのです!


「パセリ」は非常に栄養価の高い野菜だった!?


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まず、パセリの栄養についてチェックしてみましょう。パセリには、



  • 食物繊維

  • ビタミンA

  • ビタミンC

  • ビタミン群(ビタミンB1、B2)

  • ビタミンE

  • カロテン

  • 鉄分

  • カリウム

  • マグネシウム

  • カルシウム


などの栄養素が含まれています。


特にビタミンCの含有量は、ピーマンには劣るものの野菜や果物の中でもトップクラスです。鉄分に関しては、小松菜のおよそ3倍もの量が含まれており、その他にもカルシウムやマグネシウムも豊富に含まれています。また、パセリの香りの元である“アピオール”というエッセンシャルオイルは、月経不順に効果的ともいわれています。


それでは、野菜の中でもトップクラスの栄養価を誇るパセリを食べることによって、体にはどのような効能が出るのでしょうか?


パセリの効能5つ


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続いて、パセリの主な効能についてご紹介します。


1. 貧血予防


パセリに豊富に含まれる鉄分には、貧血を予防する効果があります。特に女性なら、月経に左右され貧血に悩んでいる方も少なくないでしょう。私と同じくレバーが苦手な方は、積極的に料理に添えられたパセリを摂るようにするとよいでしょう。


2. 生活習慣病の予防


パセリに含まれるβカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどには抗酸化作用があるため、循環器疾患や肥満を防ぐ効果があるといわれています。抗酸化物質はエネルギー代謝を促進してくれるため、パセリはダイエットに最適な野菜だといえるでしょう。


3. 抗がん作用


パセリの香り成分である“ミリスチシン”には、煙草の煙に含まれるベンゾピレンなどの発がん物質を中和する働きがあるといわれています。喫煙者の方はもちろん、喫煙者のご家族をお持ちの方にはぜひチェックしていただきたい効能です!


4. 免疫力アップ


パセリに含まれるビタミンCやビタミンAには、免疫力を上げる効果があります。


5. 消臭効果


パセリの嬉しい効能として、消臭効果が挙げられます。臭いの強いお肉料理の後に、お皿に残ったパセリを食べることでお口の中をすっきりさせることができると知っていますか?そうと分かれば、パセリの取り合いが始まりそうですね!


「クレソン」はバランスよく栄養素が含まれた野菜だった!?


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今度は、独特の苦味と辛味のあるクレソンの栄養について見ていきましょう。クレソンには、



  • 食物繊維

  • シニグリン

  • βカロテン

  • カリウム


などの栄養素が含まれています。


クレソンの辛味の正体は、ワサビや大根にも含まれている“シニグリン”という成分です。その他、クレソンには緑黄色野菜に含まれるβカロテンや、体内の余分な塩分を排出する働きを持つカリウムも含まれています。


それでは、栄養素がバランスよく含まれたクレソンには、どのような効能があるのでしょうか?


クレソンの4つの効能


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今度は、クレソンの主な効能についてチェックしていきましょう。


1. 生活習慣病の予防


クレソンの辛味成分であるシニグリンには、脂肪の消化を助ける働きがあります。また、βカロテンの抗酸化作用と、カリウムの余分な塩分を排出する働きが生活習慣病の予防に一役買ってくれるのです。


2. 食欲増進


また、クレソンに含まれるシニグリンには、食欲を増進する効果もあります。そのうえ胃もたれを解消してくれるため、脂っこいお肉料理にもってこいの野菜だといえるでしょう。


3. 整腸作用


クレソンに含まれる食物繊維には、お腹の調子を整える働きがあります。


4. 冷え性・むくみ解消


クレソンには血行促進効果があるため、冷え性やむくみに悩む女性には最適な野菜だといえます。血行が良くなると、次第に肩こりも解消されるでしょう。


「パセリ」と「クレソン」を食べる際の注意点


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パセリの香りの元であるアピオールは、適量であれば体に良い効果を発揮するのですが、刺激物であるため大量に摂取すると吐き気を引き起こしたり、肝臓や腎臓に悪影響を及ぼしたりする恐れがあります。また、アピオールは月経不順に効果的だと説明しましたが、妊娠中の方はできるだけ摂取しない方がよいとされています。なぜなら、かつてパセリは妊娠を止めるために服用されていた過去があるためです。


パセリを食べるときは、必ず適量を守り、妊娠中の方はパセリの摂取は控えるようにしましょう。


クレソンは、パセリのように食べ過ぎによって体に害を及ぼすことはなさそうです。しかし、たくさん食べたからといって、その分栄養を摂ることができるということではありません。クレソンに含まれる水溶性のビタミンは、尿と一緒に流れ出てしまうことが多いため、少量ずつ食べることをおすすめします。


情報提供元: GODMake
記事名:「 「付け合わせ」として添えられる“パセリ”や“クレソン”はただの飾りではない!栄養や効能まで