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イベントでは全13チームが半年間の成果を発表し、審査員・参加者の投票にて入賞者を決めた他、審査対象外ではあるが1分間ピッチに5チームが登壇。計18チームによるピッチイベントが開催された。
審査員は以下の通り。
・Slush Tokyo CEO Antti Sonninen 氏
・TechCrunch Japan 大熊 希美氏
・日本マイクロソフト マイクロソフトテクノロジーセンター センター長 澤円氏
・リクルートホールディングスR&D本部 Media Technology Lab 室長 麻生要一氏
本記事では、登壇した全18チームの中からVRをテーマにしたプロダクトにフォーカスしてご紹介する。
同イベントにてTechCrunch賞を獲得した本サービスは、カバー株式会社が開発しているVRユーザ向けのソーシャルプラットフォーム。
「VRユーザ向けソーシャルサービス(ゲーム・UGC)」と「非VRユーザ向け視聴サービス」を組み合わせたソーシャルプラットフォームの構築を目標に、第1弾として2月28日(火)より無料でオンライン対戦型VR卓球リーグゲーム「Ping Pong League(商用利用:898円)」をSteamにて配信を開始した。
対戦ゲームについては、ソフトウェア+アーケードでの展開を考えており、既に自由空間NEXT蒲田西口店では同ゲームがプレイできるようになっている。
また、第2段としてはVRオンライン対戦ゲームの開発ノウハウと放送システムの開発経験を活かして、3月末を目途にVRライブ配信サービスを開発している。
Yesterscapeは、QOOQ inc.が開発した撮影した写真を空間内の特定の場所に保存できるARアプリケーション。元々はiPhone版としてリリースされており、既に10万ダウンロードを突破するほどの人気だが、今回新たにHololensにも対応した。
iPhone版では難しかったGPSの位置情報取得がより正確に取れるようになったようだ。
今後、ARデバイスが普及すれば恋人や友達との思い出を、旅先などに保存し、20年後改めて場所を再訪し、想いを馳せるというようなデジタルメモリーツールとして人気が出るかもしれない。
Yesterscapeの公式サイトはコチラ:
http://yesterscape.com/
VR doorは株式会社teamSが開発中の地方書店の減少とAmazon型では実現できない実店舗の購買体験を実現するVR空間サービス。
本サービスは、以前VR Insideで取材した株式会社Psychic VR Labのインタビュー内にも登場する元電子書籍大手イーブックイニシアティブジャパン元常務取締役「高嶋 晃」氏が手掛けるサービスだが、インタビュー記事内でも既に地方書店の減少と実店舗の購買体験に関する問題提起をされており、まさにその問題を解消するべく動いているようだ。
参考記事:“VRは感性を表現するエモーショナルな場”一時代を築いた先駆者たちが見据えるVコマースの未来
Virtual Time Machineは、Extension社が開発するVRタイムマシーンサービス。
過去、人が体験した五感情報そのものを、現在生きてる人が追体験できる仕組みを作ることでタイムマシーンを実現させようというコンセプトの元、直近では味覚・聴覚以外のデバイスの制作を行ったようだ。
今後は視覚・聴覚情報限定のインターネットを五感に置き換えることを目標に世界中の人が他の方の体験を追体験できるようサービスを作り上げていくとのこと。
徐々にPAAK会員にもVRコースを選択される方が増えてきており、日本から新たなVR / ARサービスが生まれそうな予感がしている。
今後も未来に向けて走るスタートアップの背中を押せるよう、メディアとして応援していこうと思う。
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