・始まりは好奇心から


とあるお昼前、クーポン欲しさにGoogle playで「牛丼」とキーワード検索したところ、あることに気づきました。



あれ、「牛丼」検索なのに、どうも牛丼と関係ないアプリが多いな…と。


その中で、下の方の17位に「キン肉マン マッスルショット」がありました。


 


 


少年ジャンプ黄金世代の30~40代の中ではもはや常識、牛丼はキン肉マンの大好物!


おそらくストアページのゲーム説明文に「牛丼大好きキン肉マンを引っ張って~」などと書いてあるのかと思って


ページ内検索で「牛丼」と入れたところ



「牛丼」キーワードがまったくない。


 


なぜ???と疑問に思う好奇心が、私に長い挑戦をさせ、驚くべき真実を知ることになるとはこの時はまだ思いもしませんでした。


 


・Google playの検索アルゴリズムはキャラクターの好物を識別している?


まさかと思うけど、試しに「ドラ焼き」とキーワード検索してみることに。


狙いが合っていれば、あのキャラクターに関連したアプリが上位に出るはず!



出た!ドラえもん!


ただ、各アプリのgoogle playのページを見たら「ドラ焼き」キーワードが思いっきりあったので、単にキーワード検索で引っかかっただけのようです。


 


 


・Google playの検索アルゴリズムに挑戦!


じゃあ「牛丼」キーワードが「キン肉マン マッスルショット」のストアページ内になくても、検索で17位に表示されているのならば、


「牛丼」という文言の何かがASOで反応しているのかと思われます。


それならば、


「牛丼」キーワードのみを駆使して「キン肉マン マッスルショット」アプリを検索上位にあげられないか試してみることにしました!


 


・17位からスタート:ひらがなでは検索アプリ圏外


恐らく「漢字」ではなく「ひらがな」が検索アルゴリズムに関係あるのかと思い、


「ぎゅうどん」で検索。



あらら、なんと圏外。


しかもしっかりと牛丼系のアプリを表示させています。


特定アプリを検索する場合は漢字よりもひらがながいいのかもしれないですね。


 


・漢字+ひらがなで動きが


なので「牛」は漢字のままで、「牛どん」とチャレンジしたところ、



17位→16位に!


少しですが、大きな一歩となりましたね。


 


・スペースは検索アルゴリズムで効果があるのか


次は、「牛」と「どん」をスペースで分けて検索してみることに



と、16位のまま変わらず。。。


 


いや、めげるな自分と思い、


次は「牛」 「ど」 「ん」と分けてみると、



一気に3位!!


 


密かにライバル視していた「餓狼伝説SPECIAL」を抜きました!


残りは、「dポイントクラブ」「にほんのあらそい」だ、キン肉マン!


 


・カタカナも検索アルゴリズムの評価対象か


次に検証したのはカタカナ検索。


まず「ん」を「ン」にしてみましたが、



順位は変わらず。。


ただし、動きはあるようで、牛丼っぽいアイコンの「どうぶつランド「モーギュウドン」」が5位に上昇しています。


 


ならば、「ど」を「ド」にしてみると!



ついに2位!!


「dポイントクラブ」が消えたので、「dポイントクラブ」はひらがなの「ど」でキーワード上位になっていたと考えられます。


 


・キーワード検索1位の高い壁


カタカナ強いってことで、「牛」を「ギュウ」にして


「ギュウ ド ン」としてみたら1位になるのでは!?


とするも、



どうぶつランドォォォォォォォ!!!


 


なんと伏兵の「どうぶつランド「モーギュウドン」」が1位かつ、キン肉マンは圏外に。。


どうやら、「ギュウ」検索では全く意味がなかったようですね。


 


 


じゃあ、やっぱりひらがなだ!


「ぎゅう ド ン」と「牛」→「ぎゅう」に変えたのですが、



残念。「にほんのあらそい」が強すぎる…


 


その後、「ぎゅう」を分けて「ぎゅ う」にしたり、「ぎゅ うどん」、「ギュ ウドン」やら色々チャレンジするも


どうぶつランドや、謎のアプリが検索結果に出たりと、いよいよ行き詰ってきました。


 


もう、1位にはなれないのかと心が折れそうになりながら、


ならば、今度は3位となった組み合わせ、「牛 ど ン」を少し変えてみてはどうだろうと。


てことで、「ぎゅう ど ン」で検索!


 


 


すると。。。


 


 


 



ついに1位!!!!!


やったぜキン肉マンンンンン!!


 


ここまでかなりの時間がかかりました。


 


・ASOのまとめと考察


今回、「キン肉マン マッスルショット」は以下がASOで上位に表示されるアルゴリズムと判明しました。


実験結果:


「ぎゅう ど ン」検索で1位


・「牛」「ギュウ」ではなくて「ぎゅう」


・「ド」でなく「ど」


・「ん」ではなくて「ン」


 


では、上記を踏まえて「キン肉マン マッスルショット」のストアページを改めてみてみましょう。


画像右上に注目です。


「ぎゅう」キーワード0件



 


「ぎゅう」はやっぱり書かれていません。。


「ど」キーワード20件



ブラウザ検索なので、カタカナも一緒に数えられていますが「ど」は20個あるようです。


ただしASOの評価対象外のところと思われる箇所にもあります。


「ン」キーワード71件



 


おぉ、「ン」は71個も!こちらもASOの評価対象外のところと思われる箇所にも多数ありますね。


 


ただ、注目する点が。


「キ肉マとタイトルに2つカタカナで「ン」が入っています!


恐らくですが、タイトル表記はひらがな、カタカナで判別するアルゴリズムがあるようです。


「ギュウ ド ン」キーワード「どうぶつランド「モーギュウドン」」が1位になったのもこれが原因と考えられます。


 


とすると、現在(2017年3月26日)のgoogle playアルゴリズムは、



  1. 漢字はひらがな、カタカナより優先度が低い

  2. タイトル文字は検索キーワードで評価が高い

  3. 検索キーワードではひらがな、カタカナをしっかり判別している


 


となると考えられます。2は言わずもがなですが、


AndroidアプリでのASOマーケティングでは、


タイトルで「ひらがな」、「カタカナ」、「漢字」を意識すると検索結果が変わると思われます。


アプリのタイトル、サブタイトルをつける際は是非参考にしてみてください!


 


・消えないASO疑問点の結末


ただ、ひとつだけ消えない疑問点が。


「ぎゅう」キーワードがページ内でひとつも入っていないのに、なぜキン肉マンの検索順位に影響するのか。


ちなみに「ど ン」だけの検索では全くの圏外でした。


 


これについて色々調べていたところ、驚きの事実が判明しました!


 


「牛丼」キーワードで上位になぜかちょろちょろといて、「牛 ど ん」で抜き去ったあのアプリ、


そう、「餓狼伝説SPECIAL」。



 


このゲームには「ブルー・マリー」という女性のキャラクターが出てきます。


こちら、Wikiからの引用になります。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC


右側のプロフィールに注目ください。



スリーサイズ、血液型、趣味、大切なもの の次に、


好きな食べ物:ビーフカップ


 


ビーフカップとは日本語で「牛丼」。


 


ビーフカップとは日本語で「牛丼」!!


餓狼伝説キャラの好物=牛丼!!



やはり、Google playはキャラクターの好物を検索結果に反映させているっ!???


 


 


信じるか信じないかはあなた次第です。


 


この日のお昼は時間がなくなり、牛丼は食べれませんでしたが、とても面白い調査結果となりました。


App storeでも今度試してみたいと思います。


 


※検索結果は2017年3月26日時点のものとなります。


参考:


Google play


キン肉マン マッスルショット


餓狼伝説SPECIAL


dポイントクラブ


にほんのあらそい


どうぶつランド「モーギュウドン」


 



情報提供元: Cheetah Global Lab
記事名:「 《ASOアプリマーケ必見!?》キン肉マンを「牛丼」キーワードでGoogle play検索上位に表示させるチャレンジ