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2025年に開催される大阪・関西万博は、世界中から多くの訪日外国人を迎えることで、日本の観光業における重要なイベントとなります。データ分析を通じて、訪日外国人旅行者による大阪・関西万博の滞在・来訪状況を詳細に分析し、魅力や傾向を探ります。
訪日外国人旅行者をアジア、米国、欧州に分けた滞在時間帯の傾向を分析しました。アジアの旅行者は11時から17時の間、比較的一定の滞在ですが、特に14時台と17時台にピークが見られます。米国の訪問者は12時から16時に滞在の多くが集中しており、欧州の訪問者も12時にピークを迎え、その後は徐々に減少していく傾向があります。各国の訪日外国人旅行者のパビリオン来訪状況の分析では、特にタイ、米国、フランスの旅行者が目立ちました。タイの旅行者は自国のパビリオンを中心におよそ3つの人気スポットを訪れており、アメリカの旅行者は会場内を幅広く回遊している様子が見受けられました。また、フランスの旅行者も自国のパビリオンを訪れる傾向が確認されています。
訪日外国人旅行者が万博に訪れる前後にどのエリアを周遊しているかを分析しました。アジアの旅行者は関西圏を、米国の旅行者はゴールデンルートを中心に訪問し、特に大阪から京都間の移動が頻繁に行われていることがわかりました、欧州の旅行者も同様に大阪を訪れ、周遊しています。訪日外国人が滞在している人気スポットのランキングを作成したところ、特に奈良公園がダントツの1位となりました。次いで、京都市内の観光スポットもランクインし、関西圏内での観光と大阪・関西万博の訪問が密接に関連していることが示されました。
訪日外国人観光客の動向を明らかにすることで、地域の魅力を発掘し、観光業の活性化に寄与する意義を持っています。大阪・関西万博は、訪日外国人にとって忘れがたい体験を提供する場として、今後ますます注目されるイベントとなるでしょう。
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レポート/DXマガジン編集部 小松