愛犬はペットホテルでなにしてる?一日の過ごし方や施設を選ぶ際のポイントまで
愛犬はどこに預けるべき?
休日を利用した旅行であれば、事前にしっかりと準備をした上で、愛犬と一緒に出かけることもできるでしょう。しかし、出張や遠地での法事、飼い主さんの入院など、愛犬を連れて行けない場合も多々あります。
留守中に愛犬の世話を任せられるご家族や知人などがいない場合は、ペットシッターやペットホテルの利用を検討することになります。最近は全国各地で大きな災害が起きているため、ケア時間が長いペットホテルを選ぶ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ペットホテルでの一日の過ごし方や施設を選ぶ際のポイントなどをご紹介します。ペットホテルの利用を検討している場合は、ぜひ参考になさってくださいね。
ペットホテルでの一日の過ごし方
愛犬をペットホテルに預けた場合、お迎えに行くまで一体なにをしていたのか気になりますよね。
ここからは、一般的なペットホテルでの一日の犬の過ごし方をご紹介します。
終日個別スペースで過ごす
原則として終日ケージやサークル、個室といった個々の犬に与えられたスペースで過ごし、朝夕の食事や日中のおやつも、ケージ等で食べます。お散歩や運動ができる場合は、時間になるとスタッフがお散歩やドッグランなどに連れ出してくれます。
他の犬とのふれあいが苦手な犬に適していますが、運動不足になってしまうことも考えられるため、比較的短期利用に向いていると言えるでしょう。
日中はオープンスペース、夜はケージで過ごす
日中は広いオープンスペースで他の犬たちと自由に遊びながら過ごし、夜は個別のケージやサークルで眠って過ごします。
長時間広い場所で遊べるため、運動不足になることはないでしょう。ただし、他の犬と上手に付き合えないタイプの子には向かない過ごし方です。他の犬をいじめてしまう、またはいじめられてしまう子は、結局終日ケージ内で過ごすことになってしまうでしょう。
ペットホテルの種類
ひとくちに「ペットホテル」といっても、実はさまざまな種類があるのをご存じでしょうか。
適当に見つけた場所を使用して後悔しないように、まずはどのような種類があるのかを確認しておきましょう。
独立専門型
ペットを宿泊させその間のケアを行うペットホテルの専門業者です。その地で長く経営されていれば、その実績がそのまま信頼にもつながるでしょう。
宿泊設備の充実や、一時預かり、長期利用、割引サービスなども整っているところが多いようです。
商用施設に併設
いつも利用しているペットサロンやペットショップ、訓練施設に併設されているペットホテルなら、慣れた環境やスタッフにお任せできるため、飼い主さんも愛犬も安心でしょう。
また宿泊期間中に、トリミングやトレーニングなど、運営母体のサービスも受けられます。
動物病院に併設
動物病院に併設されているペットホテルの強みは、急な体調不良にもすぐに対応してもらえることです。
かかりつけの病院であればなおさらです。ただし、独立専門型や商業施設併設のペットホテルと比べ、サービス内容が必要最小限であることも多いようです。
ホームステイ
最近では、犬の飼い主さんたちによるコミュニティを活用した、ホームステイという形態も登場しました。
犬の飼い主もしくは経験者が、ご自宅で愛犬に対するようにお世話をしてくれます。社会化できている犬なら、安心して過ごせる環境だと言えるでしょう。
ペットホテルを選ぶ際のポイント
ペットホテルのおおよその種類が分かったところで、次は、実際にペットホテルを選ぶ際のポイントを確認しておきましょう。
登録事業者であること
大切な愛犬の命を預けるわけですから、きちんとした事業者であることを確認しましょう。
店舗やホームページに掲示されている動物取扱業者標識と、自治体のホームページで閲覧できる第一種動物取扱業者登録簿の双方で確認できれば安心です。
利用条件が明確で厳しいこと
利用条件が厳しいと、実際少々面倒だと感じるかもしれません。
しかし、ワクチン接種証明書や狂犬病予防注射済票の提示やノミ・ダニ予防の義務化、受入不可の規定などがあるということは、それだけしっかりと管理しようとしている証だと考えられます。
しっかりした管理体制であること
夜間になるとスタッフがいなくなり職員専用の監視カメラが設置されているだけ、同じ敷地内にスタッフも居住している、スタッフが交代制で夜間も勤務している等、施設の管理体制もさまざまです。
納得できる管理体制のホテルを選びましょう。
愛犬にあった居室形態であること
終日ケージまたはサークル内で過ごす、昼間はオープンスペースで過ごし夜間だけ個別のケージで過ごす、トイレなどが設置されている広めの個室で終日過ごすなど、預けた愛犬が過ごす居室の形態もさまざまです。
狭くて静かな場所が落ち着く、他の犬と仲良くなって一緒に遊びたいなど、愛犬の性格に合わせた形態を選びましょう。
ホテル内の施設・設備内容
ホテル内にドッグランがあったり、動物病院やサロンと提携しているペットホテルもあります。
また、温湿度の管理方法や停電時のバックアップなど、ホテル内の設備に関しても事前にしっかり確認しておきましょう。
散歩や運動時間の有無
終日ケージやサークル内で過ごす形態でも、朝や夕方などに散歩やドッグランで運動させてもらえるホテルを選びましょう。
また、他の犬とのふれあいの有無、運動時や他の犬とのふれあい時におけるスタッフの管理体制等も確認しておきましょう。
食事の持ち込みの可否
アレルギーもなく何でも食べてくれる子もいるでしょうが、慣れない場所では食欲がなくなる子、食べ慣れない食事だとお腹を壊す子もいます。
できれば、普段食べ慣れている食事を持ち込めるホテルを選ぶとよいでしょう。
緊急時の対応や連絡方法
預けた犬の体調急変時、火事や地震などの災害発生時、停電時など、考えられる緊急時の対応についても、事前に確認しておきましょう。
あわせて、1日どのように過ごしていたのかについて、SNSなどを通して文章や写真で連絡してくれるサービスがある方が安心です。
まとめ
どんなに信頼できて安心できる体制で立派な施設が整ったペットホテルでも、愛犬にとってはいつもと異なる場所、知らないスタッフや犬に囲まれ、信頼する飼い主さんの姿が見えないまま数日を過ごすのは、それだけで愛犬にとってはかなりのストレスのはずです。
そのため、いきなりペットホテルに当日預けるのではなく、一時預かりやお試しステイなどを何度か経験させ、本番に備えておくことをおすすめします。
また、ペットホテルでの宿泊後の愛犬は、見た目以上に疲れているはずです。帰宅したら構いすぎてしまうことなく、なるべくゆっくりと静かに休んでもらいましょう。
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