愛犬が猫を見つけると吠えたり追いかけてしまうときの対処法とは?社会化を徹底することが鍵
愛犬が猫を見つけると吠えたり追いかけてしまうなら社会化をしよう
愛犬が猫を見つけると吠えたり追いかけたりするのは、猫に対する強い興味が吠えるや追いかけるという行動として現れていることが多いです。
もし猫に対しての社会化が十分になされていればこうしたこともなく、日常の一部としてなんなく過ごすことができるのですが、それが足りていなかった場合日常の一部ではなく強い興味の対象がそこにあるとなってしまいます。
ですから社会化をすることで猫に対して徐々にスルーすることができるようになり、吠えたり追いかけたりという行動も減っていきます。
犬の社会化は子犬の時期だけではなく一生続く
犬の社会化というと子犬の時期だけだと思われている飼い主さんが多いですが、それは間違いです。
たしかに子犬の成長段階の時期で社会化期というものは存在しますが、社会化自体は一生続くためコツコツ取り組むことでさまざまなことに対して社会化することができます。
ですから「子犬の頃にちゃんと社会化できてなかったからだ…」と悲観する必要はありません。
ぜひ行動分析学に明るい動物福祉に配慮したプロに相談してみてください。
きっとポジティブで優しい方法で社会化のお手伝いをしてくれます。
犬を罰する方法を選択するとより攻撃的になる
なかには罰を使用することで猫に対して吠える・追いかけるという行動をやめさせようとする方法の提案をするプロも存在します。
むしろ未だにそうした方法を提案するプロのほうが多数で、厄介なことに怒る褒めるのメリハリやバランスといった主張で罰を使用することを正当化してしまっているため、そうしなければと思ってしまう飼い主さんも少なくありません。
しかし、罰を使う方法というのは動物を迎える上での基本原則である動物福祉に反する行為であることと、それをすることでさらに状況が悪化したり新たな問題を生み出すなどメリットよりもデメリットが大きいことを知っておく必要があります。
また、猫を見て吠えたり追いかけようとしたら罰を使ったりすると、その対象に対して嫌悪感を犬が抱くようになります。
そうなると犬は猫がいるから嫌なことが起こるのだと学習してしまい、その嫌なことから回避するために猫を攻撃しようとさらに吠えが強くなったり襲いかかろうとするため、それを止めようとまた罰を与えるという悪循環しか起こりません。
それは誰も幸せにならない辛い時間でしかないため、決して罰を使う方法は選択しないようにしましょう。
まとめ
愛犬が猫を見つけると吠えたり追いかけたりしてしまうのは、それだけ興味が強く注がれているということなので、社会化によって日常の一部として当たり前の風景にまで落とし込んであげる必要があります。
社会化は子犬の時期だけではなく一生続くものなので、決して罰を使うのではなくプロに相談して動物福祉に配慮した方法で社会化を進めていきましょう。
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