犬を甘やかすとわがままになる?工夫を凝らして愛犬の気持ちを満たしてあげよう
犬を甘やかすと本当にわがままになるのか?
犬を甘やかすとわがままになるのか?
これは犬と関わったことがある人もそうでない人も考える議題ではないでしょうか。
まず冒頭でもお話しましたが、犬を甘やかしたところでわがままになることはありません。
というよりも、わがままとは何のことを指すのでしょう?
- 要求吠えをして近所でうるさい犬になる?
- 飼い主を主人として考えず物を守り咬み犬になる?
- 他人に対して攻撃的で咬みつくようになる?
これらはいずれもよく言われている内容ですが、同じようにいずれもその行動と甘やかすことは無関係ですので、甘やかすことがいけないことにはなりません。
犬を甘やかすことと管理をしないことは別問題
もし問題が出てくるとすれば食べ物に関してでしょうか。
それを甘やかしだから問題と捉えるかどうかはその状況次第だったりもするので、やはり甘やかしで問題になるとも言い難いのですが、よくある問題点があるとすれば限られた食事への食いつきや食べムラだと思います。
また、食べ物つながりで「欲しがるから与えてしまう」と言ってどんどん食べ物を与えてしまい、犬が肥満になってしまうことも少なくありません。
前者の場合だと、美味しいものばかりどんどん与えるから舌が肥えてわがままになったと言われるでしょう。
後者の場合は、欲しがればどんどん与えるから我慢ができずわがままになってダイエットできないのだと言われるかもしれません。
しかし、どちらの場合も工夫をこらして適切な管理をすることができれば防止することができるものであり、問題は犬ではなく人の方にあります。
人間側の管理不行き届きを犬のせいにしてはいけません。
犬の健康や安全の管理を大前提にたくさん甘やかそう
犬を甘やかしてはいけないのはなぜか?その理由は「犬が問題行動をするようになるから」だと思いますが、食べ物に限らず犬の問題行動と言われるもののほとんどは環境にあります。
そしてその環境は管理者である人間によってコントロールできるものが多いので、そこを頑張るのが飼い主としての責務でもあります。
先ほどの食べ物の例でいえば、食いつきが悪い場合はもしかしたらフードではなく与え方を変えるだけで違ってくるかもしれません。
ダイエットの話も与え方を工夫することが飼い主さんの与えたいという気持ち含めて大きな鍵になってたりします。
その工夫は大変な面もありますが、それ以上に犬も満たされて飼い主さんも満たされるというメリットが待っているので、健康と安全の管理のもとでどんどん甘やかしてください。
この甘やかしこそが「この子のためにどうしてあげたらいいか?」を考えて試行錯誤する行為そのものなので、甘やかすことを誇りに思いましょう。
まとめ
犬を甘やかしたらわがままになり色々な問題行動を起こすと言われていますが、決してそのようなことはありません。
むしろ犬の気持ちを満たすためには多くの工夫が必要であり、その試行錯誤をこらすことで逆に問題行動は減っていきます。
犬を甘やかすことと健康や安全の管理を怠ることを一緒に考えてしまい、甘やかすと問題犬になると勘違いされている人は多いです。
しかし、甘やかすことはその子のQOLや動物福祉の向上のためにできることを考え実践することなので、ぜひ間違わないよういっぱい甘やかしてあげてくださいね。
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