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「じっ……」
細く開いた扉の隙間から、部屋の中を見つめてくるのは……1羽のニワトリ。ホラー映画のワンシーンを思わせる、息の詰まるような瞬間をとらえた画像が話題です。
Xユーザーの「もっこり」さんが投稿したのは、自宅で飼っているニワトリの玉三郎(たまちゃん)の姿をとらえた画像。
細く開いた扉の向こうに、静かに立ち、つぶらな黒い瞳でこちらを「じっ……」と見つめてきています。「隠れても無駄だぞ」といった声が聞こえてきそうな、思わず口を手で覆いたくなる、緊張の一瞬。下から照らしてくる仄かな黄色い明かりも、恐怖感の演出に一役買っています。
思わず生唾を飲み込んでしまいそうな1枚ですが、もちろんたまちゃんは恐怖のニワトリではありません。
もっこりさんによると「私がいつまで経っても起きてこないので痺れを切らして起こしに来た」とのこと。どうやら朝6時を過ぎて起きてこない場合、たまちゃんが部屋までやって来るみたいです。
ニワトリといえば早起きの象徴。フィクションの世界では「コケコッコー」の鳴き声で登場人物たちを起こす姿がよく描かれます。ただ現実は「鳴いて起こす」のではなく「枕元までやってきて起こす」ようです。フィクションより、現実のニワトリの方が親切で丁寧ですね。
本来であれば部屋に入ってきてもっこりさんを起こしてくれるたまちゃん。しかし写真を撮ったときは部屋でクーラーが稼働しており、扉がほぼ閉まった状態でした。隙間を通り抜けることができないたまちゃんは、だまって部屋の中を見つめるしかなかったのだとか。
思いがけずホラーっぽくなってしまったたまちゃんを見つけた瞬間について、もっこりさんは「黙って凝視されていたので、びっくりしたやら可笑しいやらな気持ち」と話します。
ちなみにせっかく起こしに来てもらったもっこりさんですが、起ききれずにそのまま二度寝。しかしたまちゃんはずっと扉の外で待っていたようです。
<記事化協力>
「もっこり」さん(@Mokkori_17)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025061903.html