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SNSに投稿されたのは、扉のドアノブが完全に取れてしまっている写真。どうやら扉が閉まったままドアノブが外れ、1人暮らしの投稿者が自宅リビングに閉じ込められるという、緊急事態が起きたようです。コメント欄には、心配の声とアドバイスが多数寄せられています。
投稿者はSNSに愛猫の様子を日々投稿しているたろうさん。ここ最近、経年劣化のためかリビングの扉の調子が悪かったといいます。そして遂に扉が開かなくなったため自分で修理しようと試行錯誤していたところ、ドアノブが取れるという不運に見舞われてしまったのでした。
この日はあいにく土曜日だったため、加入する保険会社や管理会社は営業時間外。業者に問い合わせたところ、修理をするのに高額な費用が発生すると言われてしまったのだとか。困り果てたたろうさんは、「業者さんとか呼ぶしかないんですか?」と、フォロワーに助けを求めています。
コメント欄には「なんとか早く開きますように」、「どうぞご無事で!」といった励ましの声や、扉を開けるためのアドバイスが寄せられています。
投稿から約30分後、たろうさんは未だ閉じ込められたままの様子。外にも出られずトイレにも行けず、完全に詰んでいます。
友人が来てくれることになったようですが、何時になるかは未定で、来てくれても扉が開く保証もなく……。長丁場になることを覚悟し、トイレを我慢するために水分を控えることを宣言。
たろうさんの危機に、コメント欄には先ほどよりも詳しい解決案や、写真や図解を使った分かりやすいアドバイスが届いています。中には、「トイレは最悪たろちゃん(猫)のおトイレの砂を拝借しましょう」とトイレ事情まで心配してくれる人も。
さらに20分後。コメント欄のアドバイスを一通り試してみるも、たろうさんは依然閉じ込められたまま。
しかし、友人が助けに来てくれることになり、気分も少し上向きになった様子です。「いい経験だと思って、この状況を楽しみます!」と投稿し、友人の到着まで愛猫と遊んで待つことを伝えています。
そしてさらに約1時間半が経った深夜2時2分。「なんとか!開きましたー!」のコメントとともに、扉が開いた画像が投稿されました。加えて「リポストやDM、リプなど本当にありがとうございました」とこれまでに届いた励ましの言葉やアドバイスに対して感謝の気持ちを綴っています。
たろうさんによると、友人が駆けつけた時、ドアノブは扉の内側だけでなく外側も外れていたとのこと。2人で息をあわせて両側からドアノブを取り付けて、ようやくリビングからの脱出に成功したそうです。
リビングに閉じ込められていたのは約4時間。これで外にも出られるし、トイレにも行けるように……。脱出できて何よりです。
「今となればいい思い出です」と笑うたろうさん。救世主となった友人には「私がいて良かったね」と笑われたそうです。
なお、扉は今でも応急処置のままで修理は少し先になるとのこと。「ドアノブを修理する時は、閉めずに開けた状態でやることをおすすめします」と自分への戒めも込めて、アドバイスをおくっています。
<記事化協力>
たろうさん(@taro20216)
(一柳ひとみ)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024031302.html