下の子が生まれると、上の子は徐々にお兄ちゃん・お姉ちゃんとしての自覚が芽生え、赤ちゃんのお世話を手伝うようになるのはよくあること。でも、そんな風に赤ちゃんを気にかけるのは、人間だけではなく猫も一緒みたい。

 ラグドールのロイくんは、新しく生まれた飼い主さんのお子さんを見守り、危にゃい!と思った時には事故を未然に防ぐ「お兄ちゃん」っぷりを見せています。

 ラグドールのロイくんは、2020年11月8日生まれの男の子。2022年に入り、飼い主さんに赤ちゃん(息子さん)が生まれました。

 お家にやってきた赤ちゃんとの初対面。飼い主さんによると「なんだこいつ、といった感じで警戒しながらクンクンしていました」と、ロイくんは突然現れた新しい存在に、少し戸惑っていた様子です。

 しかし、飼い主さんが息子さんのお世話をする様子を見るに従い、だんだん認識が変わってきたみたい。大切な存在だと分かったのか「テーブルの上、キャットタワーの上と目線の高い位置から見守っていることが多いです」と飼い主さん。

 ただ見守るだけではありません。息子さんがハイハイするようになると、事故が起こらないよう未然に防ぐことも。飼い主さんがTwitterに投稿した動画では、ロイくんのいるテーブルに近づき、頭をぶつけそうになるのを、片手を出して制する場面が見られます。

 まるで「これ以上進むと、頭をゴチン!ってぶつけるからダメよ」となだめているみたい。危険を察知し、ちゃんと対応していることが分かります。

 ロイくんのお兄ちゃんぶりは、これだけに限りません。飼い主さんが見かけた限りでは、いいこいいこする、しっぽであやす、一緒におもちゃを追いかけて遊ぶ、ハイハイする後をついていく、といった行動が見られたそうです。

 また、息子さんが離乳食を食べるようになると、食べ始めるのに合わせて自分もご飯を食べだしたり、ベビーベッドで寝ているとベッドの横で眠るようになったのだとか。お兄ちゃんとして、ロイくんはしっかり自覚を持って応対しているんですね。

 息子さんが大きくなると、ロイくんとの関係はどのようになるのでしょうか。猫と人間との仲良し兄弟として成長してくれるといいですね。

<記事化協力>
ロイ(Roy)くん@ラグドールさん(@roy201108)

(咲村珠樹)

情報提供元: おたくま経済新聞
記事名:「 これ以上は危にゃい!猫の「お兄ちゃん」が赤ちゃんの事故を未然に防ぐ