猫のジャンプ力の秘密3つ



1.バネのような後ろ足



猫が高くジャンプできる理由のひとつとしてあげられるのが、後ろ足の筋肉です。



猫はジャンプする前に、腰を落としたり、後ろ足を曲げたりして、体をぐっと縮めます。そして、後ろ足を伸ばして、地面を蹴り、上方向へと跳びあがります。



猫の後ろ足の筋肉は、まるでバネのように発達しているため、一瞬で体を強く押し出し、高く跳びあがることができるのです。


2.長い後ろ足



猫のジャンプ力を支えているのは、筋肉だけではありません。後ろ足の長さも重要なポイントです。



猫の後ろ足にあり、足の甲にあたる骨(中足骨)は、前足にある中手骨と比べて長くなっています。そのため、前足よりも後ろ足が長くなっています。



普段は後ろ足を折り曲げるような姿勢を取っていますが、ジャンプする際には後ろ足をしっかりと伸ばして地面を蹴ることで、大きく跳躍することができます。


3.驚異的なバランス能力



高くジャンプするためには、単に思い切り跳べばいいというわけではありません。跳びあがった後に、空中で体勢を整えながら着地することも大切です。



猫は柔軟な背骨と椎間板によって体をしなやかにひねって、空中で姿勢を調整します。さらに、発達した三半規管が体の傾きや回転を素早く感知し、前半身と後半身を別々に回転させることで、足を下に向けて着地できるのです。


どのくらい跳べる?驚きの能力とは




猫は、猫種や運動能力の個体差もありますが、自分の体の高さの約5倍ほどの高さまで跳べるといわれています。身長170cmの人間に換算すると、建物の3~4階にあたる8~9mほどジャンプできることになります。



猫の跳躍力がここまで発達したのはなぜなのでしょうか。



理由の一つとして考えられるのが、先祖から受け継いだ習性です。猫の祖先は、獲物となる小動物に飛び掛かったり、敵から身を守るために高い場所に登って周囲を見渡したりして生きてきました。



猫の祖先が生き残るために必要不可欠だった運動能力が、現在の猫の優れたジャンプ力につながっているといわれています。



とはいえ、ジャンプ力はどの猫も同じというわけではありません。



スレンダーで筋肉質なベンガルなどは特に跳躍力が高い一方、足の短いマンチカンなどはあまり得意ではなく、年齢や性格、体格によっても個体差があります。


まとめ




猫が軽々と高い場所へ跳びあがれる背景には、発達した後ろ足や優れたバランス感覚といった要因が隠されていることがお分かりいただけたでしょうか。



しかし、いくらジャンプが得意といっても種類や年齢、性格によってその能力には差がある上、着地に失敗して、ケガをしてしまうケースもあります。



家具やキャットタワーはぐらついたり倒れたりしないように固定する、滑りにくい足場を用意するといった対策をしっかりと取ってあげましょう。



猫ならではの優れた身体能力を理解して、安全に楽しく体を動かせる環境を整えてあげてくださいね。



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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 猫が備えている『ジャンプ力』の秘密3選 どのぐらい跳べるの?驚きの能力を解説 」