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2.キャリーバッグの近くで遊んだりおやつをあげたりする
3.キャリーバッグに近づくようになったら、バッグ内におやつを置いて中に誘導する
上記の手順でキャリーバッグに慣れさせ、「良い」イメージを持たせるようにしていきましょう。バッグの中で普段の食事をさせたり、中にお気に入りの毛布を敷いて自由に昼寝をさせたりするのも良いでしょう。
動物病院に行くときには入るのを拒んでいた猫が、診察が終わった途端に自らキャリーバッグの中に逃げ込むのを目にした飼い主さんも多いはずです。このことからも、猫はキャリーバッグそのものよりも、連れて行かれる先に対する嫌悪感から嫌がっているということがわかります。
そこで根本対策の2つ目として、動物病院のイメージを「良い」ものに塗り替えましょう。そのためには、かかりつけの動物病院にも協力をお願いしましょう。獣医師の許可が得られれば、診察台の上でおやつを食べさせます。診察台の上での許可が得られない場合は、待合室のキャリーバッグの中でおやつをあげるのも良いでしょう。
診察そのものを「良い」イメージに塗り替えられなくても、診察を受けるとご褒美がもらえる(良いことがある)と思ってもらえれば、動物病院の印象も改善されていくでしょう。
猫は、嫌な思いや怖い経験をすると、そのことを決して忘れません。そして2度と同じ目に遭わないように行動するようになります。それが、猫の生存戦略です。そのため、初めてのキャリーバッグには抵抗しなかった猫が、動物病院での嫌な経験を経るとキャリーバッグを見ただけで逃げ出すようになります。
しかし、キャリーバッグは必要不可欠なものですので、できるだけ早いうちから慣れさせて、できるだけ悪いイメージを付けさせないように工夫してあげましょう。