天国の愛猫が『飼い主さんにしてほしくない』4つのこと 亡き愛猫を心配させてしまう行為とは?
1.いつまでも泣いている
大切な愛猫が亡くなったら、涙が止まらなくなっても仕方がありません。後悔の念が押し寄せてくることもあるでしょう。しかし、いつまでも悲しみから抜け出せないでいると、天国の愛猫を心配させてしまうかも…。
もしも愛猫と立場が逆だったら、悲しみに暮れる愛猫を見てどう思うでしょうか。おそらく、ほとんどの人が「早く元気になってほしい」と願うはずです。愛猫も、大切な飼い主さんの笑顔が見たいと思っているのではないでしょうか。
猫は、飼い主さんを悲しませるために存在していたのではありません。生前の毎日が充実していたように、亡き後も温かな愛で溢れていてほしいと思うはず。たくさん泣いて悲しみを癒したら、今度は心の中を愛猫との思い出で満たしてみてはどうでしょうか。
2.体調を崩してしまう
ペットロスから立ち直れなくて、心身の健康を崩してしまう人も少なくありません。とくに、愛猫と接する機会が多かった人は、環境の変化に大変なストレスを感じるはずです。家族が減ったのですから、その負担は相当なはずです。
しかし、飼い主さんが病んでしまうのは、天国の愛猫にとって非常に心の痛むことではないでしょうか。生前はそばにいて励ますことができたのに、天国に行った後はそれすらもできないのです。そのもどかしさは、飼い主さんが元気になるまで晴れることはありません。
最近は、ペットロスから鬱状態になってしまう人のために、「ペットロス外来」なるものも存在しています。日常生活に支障をきたす場合や、心身に明らかな異常がある場合は、専門家や病院に相談することも一つの手でしょう。
3.家族関係が壊れてしまう
家族で猫を飼っていた場合、猫が亡くなった後に家族関係がギクシャクしてしまうことがあります。これは、ペットロスの克服方法が人によって異なるためです。それぞれがなんとか立ち直ろうともがく中で、感情がすれ違ったりぶつかってしまうことがあるのです。
愛猫がどんな生活を送っていたか思い出してみましょう。安全な家の中で、優しい家族に囲まれて、幸せな暮らしを送っていたのではないでしょうか。自分の死をきっかけに大好きだった場所が壊れるのは、猫にとってあまりに悲しいことです。
どれだけ家族を責めても、猫が亡くなった事実は変わりません。それならば、天国の愛猫に安心してもらえるよう、少しだけでも寄り添う努力をしてみてはいかがでしょうか。
4.思い出してもらえなくなる
愛猫の死があまりにショックだった場合、その記憶に蓋をしてしまうことがあります。愛猫の可愛い仕草や鳴き声、触り心地など、それらを思い出すと悲しみが溢れ出し、心が壊れてしまうのではないかと不安になるからです。
中には、意外と涙が出なかった自分にショックを受けてしまう人も。また、わざと仕事を詰め込んで思い出さないようにするケースもあります。このような心の状態は、心が愛猫の死を受け入れる準備が出来ていないためです。糸が張ったように緊張しており、本当の感情が出せない状態といえます。
しかし、当然のことながら、愛猫は忘れられることを望んでいません。ショックな状態から抜け出したら、少しずつでもいいので愛猫との楽しかった記憶を呼び起こしてみましょう。温かな思い出に包まれるうち、悲しみが徐々に癒えていくはずです。
まとめ
愛猫が天国に行っても、決して無理に元気を出す必要はありません。いつか前向きになるためには、悲しみに暮れる時間が必要不可欠だからです。ただ、ときには今の自分の状態を愛猫がどう思うか考えてみることも大切です。
亡くなった後まで愛されることは、猫にとってこれ以上ないほど幸せなはず。少し元気になれたら、「あの子が今日も楽しく過ごせるように」と願ってあげてみてもいいかもしれません。
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