ポー博物館に住む猫

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米国リッチモンドには、「エドガー・アラン・ポー博物館」があります。

216年前に生まれた詩人で作家の彼は生前から有名でしたが、死後その名声はますます高まっています。彼の生み出したミステリーやホラー小説、不気味な詩は現代文学に大きな影響を与えたのです。

「大鴉(The Raven)」や「告げ口心臓(The Tell-Tale Heart)」は有名な作品です。彼は現代の探偵小説に通じるスタイルをも確立しました。

2012年11月、この博物館の庭で3匹の子猫「Edgar」「Pluto」「Catterina」が見つかり、スタッフが熱心に世話をするようになりました(これら猫たちの名前はいずれもポーの名前や愛猫、作品にちなむものです)。

Catterinaは現在、退職したスタッフの家で飼い猫として平和に暮らしています。しかしEdgarとPlutoはずっと博物館に残り、「受付兼おもてなし係」として来館者に人気の存在でした。しかし2024年9月にPlutoが亡くなってしまったため、それ以降、Edgarは単独で任務を果たしてきました。

活発な子猫がやってきた!

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2025年初め、Edgarに新しい仲間ができました。地元の動物保護団体Richmond SPCAから引き取られてきた白黒猫の「Tib」です。

この子猫はRichmond SPCAでは「Bones(骨)」と呼ばれていましたが、博物館スタッフはもっとやさしくてかわいい名前をつけようと考えたのです。

「エドガー・アラン・ポーが子供時代に飼っていた猫Tibにちなんで名付けました。活発で好奇心旺盛な性格です。このいささか不気味な博物館での新生活に、うまく適応していますよ」とスタッフは話しています。

当初は新入りを警戒していたEdgarも、元気いっぱいのTibに対して徐々に心を開いてきており、仲良くやっているようです。

博物館の人気者に

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実はポーは猫と深い関わりがあります。彼の作品「黒猫(The Black Cat)」は、殺人狂と犯罪を阻止しようとする猫Plutoを描いたものです。

ポーはかわいがっていた三毛猫、Catterinaについても書き残しています。この猫はポーが執筆している間、ずっと肩に乗ってじっとしていたといいます。Catterinaはまた結核で危篤状態だった彼の愛妻に寄り添い、ベッドで暖めてもくれたのです。

現在、Tibはネズミなどの害獣を寄せ付けないよう警戒に当たるだけでなく、来館者にあいさつをしたり、ギフトショップの隅に隠れたりして過ごしており、訪れる人々にかわいがられています。

これからますます博物館の人気者になりそうですね。

出典:
New Resident Cat at Edgar Allan Poe Museum Gets the Most Fitting Name
The Poe Museum


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情報提供元: ねこちゃんホンポ
記事名:「 鬼才エドガー・アラン・ポーの博物館に「新入り子猫」が登場!来館者の間で人気者に 米国