猫を危険にさらす『しっぱなし行為』3選 事故は油断したスキに起こる!
猫を危険にさらす「しっぱなし行為」とは
物を出したら出しっぱなし、調味料の蓋を開けたら開けっぱなしなど、日常にはたくさんの「しっぱなし行為」で溢れています。
毎日忙しい暮らしをしていたら、意図せずともついつい「しっぱなし行為」をしてしまうのではないでしょうか。
しかし、猫と一緒に暮らす生活では、この行為が猫を危険にさらす恐れがあるのです。
そこで今回は、猫を危険にさらす「しっぱなし行為」について解説します。今一度、ご自身の暮らしぶりを確認しておきましょう。
1.何でも出しっぱなし
「後でまた使うから」と、日用品や化粧品、食品や調味料などを出しっぱなしにするクセはありませんか?
猫は想像以上に好奇心旺盛な動物です。匂いを嗅いでそのまま舐めてしまったり、狩猟本能から転がして遊んでしまうことが多々あります。
これが最終的には誤飲・誤食につながり、最悪の場合は緊急手術や死亡事故に結びついてしまいます。仮にそれが猫のおもちゃであっても、一切油断はできません。
たとえば、カシャブンや紐状のおもちゃなどは絶対に放置してはいけません。万が一飲み込んでしまった場合、紐が腸管に詰まってしまうことがあり、愛猫の命に関わります。
猫と一緒に使用したものに限らず、猫の手が届く場所へ出しっぱなしはせず、猫の手が届かない戸棚の中などに収納するようにしてください。
2.窓や扉の開けっぱなし
窓や扉の開けっぱなし行為は、脱走事案につながります。今まで外出したことのない猫であっても要注意です。
虫の音や、揺れ動く木々に誘われて飛び出してしまう恐れがあります。これはほんの一瞬、隙ができただけでも起こり得るものです。
部屋の換気をする際には、猫が部屋にいないことを確認することはもちろん、そのうえで換気中は猫の侵入を防ぎ、玄関に荷物を運び入れる際も同様に注意することを徹底してください。
ちなみに、脱走してしまった家猫は、外出経験の有無によってその後の行動が異なります。
過去に外で暮らしていた猫は、かつての縄張り周辺に出向く可能性が高く、野外生活が未経験の猫は、脱走直後は自宅の近所に留まる傾向があります(野良猫が多い地域では驚いて逃げてしまう可能性も)。
とはいえ、ひとたび脱走してしまったら一大事です。保護に時間を要してしまう場合が多いので、窓や扉の「開けっぱなし」をしないように気をつけましょう。
3.猫の食事や水の置きっぱなし
よく「飲み水はいつでも飲める環境を」「置き餌をすれば1泊2日の留守番ができる」という猫のトリセツともいえる説明を目にすることがあるでしょう。
これら自体は事実なのですが、あくまでも安全を考慮した条件を整える必要があります。これを誤ると、食中毒に陥る恐れがあります。
特に危険な例を挙げておくので、参考にしてください。
- 高温多湿の環境に置く
- ウエットフードの置き餌
- 帰宅後もそのままにしておく
やむを得ず置き餌をする場合は、涼しい場所を選びましょう。飲み水も同様の条件でお願いします。そして、帰宅後は新鮮なものに切り替えるようにしてください。
まとめ
今回は、猫を危険にさらす「しっぱなし行為」について解説しました。
ご自身の普段の暮らしぶりのなかで「しっぱなし行為」はしていないでしょうか。もしもしっぱなしのクセがあれば、愛猫の安全のために改善していきましょう。
さらに他にも、まだまだ危険な「しっぱなし行為」は存在します。
愛猫の行動特性や、飼い主さんの習慣を改めて分析し、ご家庭に合った対策へと結びつけてみてください。
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