猫の命を削る危険な『嘔吐』の特徴5選 吐くこととあわせて見るべき症状も解説
猫の危険な「嘔吐」5選
1.複数回の嘔吐
猫は比較的嘔吐の回数が多い動物ですが、日に4回以上の嘔吐がある場合は病気の可能性があります。
また、嘔吐の回数が増えると脱水の危険もあるため、短時間に何回も吐いてしまうようなら動物病院へ連れて行くようにしましょう。
以前同様の症状が見られたときに処方されたお薬があっても、むやみに投薬してはいけません。
嘔吐のある場合に投薬をしても、結局嘔吐をしてしまうために吸収できず、注射の方が効果が期待できる可能性があります。 まずはかかりつけの動物病院を受診しましょう。
2.何日も続く
何日も続けて嘔吐している場合も、何かしらの病気を抱えている可能性があります。こちらも放置してしまうと脱水の危険があるので注意が必要です。
栄養の吸収もできず、体力が消耗してしまうことも多いため、出来るだけ早めに受診することをおすすめします。
3.血が混じっている
吐いたものの中に血が混じっていたり、茶色く変色している場合は口の中や胃、腸などから出血している可能性があります。
血液量が多い場合は、腫瘍が破裂していたり重篤な病気になっている危険性もあるので、早急に動物病院へ連れて行くようにしましょう。
血が混じっている場合や色がおかしいと感じた場合は、猫の嘔吐物と一緒に獣医師に診てもらうようにしてください。
4.異物が混じっている
誤っておもちゃを飲み込んでしまったり、餌と間違えて植物や残り物を食べてしまった場合は、嘔吐物に異物が混じっているときがあります。
すべて吐き出しているのであれば問題ありませんが、消化できずに腸に異物が詰まってしまったり、中毒症状を引き起こしたりする可能性もあるので注意しましょう。
吐いた後にぐったりしていたり、食欲不振になったりしている場合はすぐに獣医師に相談するようにしましょう。
この場合も、猫の嘔吐物を持参すると診察がスムーズになります。
5.便のニオイがする
猫の嘔吐物から便のニオイがする場合、消化不良や腸閉塞を引き起こしている可能性があります。腸閉塞は早急に対処する必要がありますので、すぐに動物病院へ連れて行くようにしてください。
また、便以外にも吐いたもののニオイに異変を感じた場合、すぐに獣医師に相談するようにしましょう。
猫が嘔吐する原因と対策
猫が嘔吐した後、元気に過ごしている・ご飯をしっかり食べている場合はあまり心配する必要はありません。
猫は日常的にグルーミングをするので毛玉を吐きます。他にも、空腹時や一度に大量の餌を食べた場合も吐くことがあるので、嘔吐すること自体は珍しいことではありません。
気を付けなければならないのは、嘔吐の頻度と内容物、そして吐いた後の行動です。吐こうとしているのに吐けない、といった状態のときも獣医師に相談するようにしましょう。
猫の嘔吐を防ぐには、こまめなブラッシングとストレスのない環境作りを心がけましょう。また、空腹で吐いてしまう場合はご飯の時間をずらしたり、おやつなどを活用して空腹の時間を短くする工夫をするようにしてください。
まとめ
猫は嘔吐をしやすい動物なので、一度吐いたからと言って慌てる必要はありません。猫が「なぜ吐いたのか」という原因を考えるようにしてください。
いつもと違う嘔吐をした場合、病気が潜んでいる可能性もあります。日頃から愛猫の体調に気を配り、異変を感じた時すぐに対応できるようにしておきましょう。
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