猫を早く『老化』させてしまうダメな飼い方5つ 食事やふれあい方で愛猫の未来が変わる!?
1.栄養バランスの偏った食事を与え続ける
猫の健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。総合栄養食と呼ばれるフードには、猫に必要な栄養がバランスよく含まれており、水と総合栄養食だけで猫の健康を維持できるように作られています。
一方で、一般食やおやつなどには十分な栄養が含まれていなかったり、カロリーが高すぎたりする場合があり、肥満や栄養不足の原因になりかねません。猫の健康を維持するには、総合栄養食をメインに与え、一般食やおやつは補助的に与えると良いでしょう。
なお、年齢によって必要なカロリーや栄養は違うため、フードは猫のライフステージに合わせて選ぶようにしてください。
2.運動させない
猫の運動不足は、肥満や筋肉の衰えを引き起こし、老化を早める原因になります。
猫が若いうちはたくさん遊びに誘って、体を動かしてあげてください。また、キャットタワーやキャットウォークを設置して上下運動させたり、おもちゃを与えてひとり遊びさせるのも良い方法です。
高齢猫の場合は、体に負担となる無理な運動は禁物ですが、適度な運動は必要です。低めのキャットタワーを窓際に設置してあげたり、飼い主さんが手を貸して歩かせてあげるのも良いでしょう。
3.スキンシップをしない
スキンシップ不足は猫の老化を早めてしまう可能性があります。猫はひとりで過ごすのを好みますが、飼い主さんとスキンシップをとることで安心感を得ているのも確かです。
抱っこが好きな猫や、一緒に遊ぶのが好きな猫などがいるので、猫の個性にあった方法でスキンシップをとってあげてください。
ただし、飼い主さんと同じ空間にいるだけで満足!という猫もいます。そのような場合は、無理にスキンシップを取ろうとせず、猫のペースに合わせるようにしましょう。
4.ストレスの多い環境で暮らす
猫は繊細でストレスに弱い動物です。ストレスにさらされ続けることで老化を早めてしまう可能性があります。例えば、引っ越しによる急激な生活環境の変化や、気の合わない同居猫と狭い空間で暮らす必要があるときなどです。
猫はストレスが続くと、トイレ以外で排泄したり、攻撃的になったりと、問題行動を起こしやすくなります。
また、下痢や嘔吐、食欲低下といった体調面にも大きく影響します。もし猫のストレスサインを見つけたら、原因を探り、適切な方法で解消してあげてください。
5.口の中のケアをしない
猫にとって口の中のケアはとても大切です。猫は基本的に虫歯にはなりませんが、人間に比べて歯垢がつきやすいという特徴があります。歯垢は放置するとわずか数日で歯石に変わってしまい、固まった歯石は動物病院で取り除く必要があります。
また、口の中のケアを怠ったことにより歯周病になると、腎臓や肝臓、心臓などにも悪影響となり、最悪の場合死に至ることもあります。
また、猫は犬に比較すると口内炎になりやすく、口腔内の環境やウイルス感染の影響なども受けやすいです。一度、口内炎になると治療が困難です。できるだけ、口の中のケアを行い環境を整える方が良いでしょう。
猫の口の中のケアには歯磨きが効果的です。理想は毎日ですが、難しい場合は2〜3日に1度でも大丈夫です。口の周りを触るのに慣れさせることから始めて、徐々に歯磨きの練習をしましょう。
まとめ
猫の老化を早めてしまう飼い方を5つご紹介しました。バランスの悪い食事や運動不足は、猫の老化や寿命に大きく関係します。
また、スキンシップ不足やストレスの多い環境、口腔内のケアをしないことなども、老化を早めてしまう一因です。
一つでも心当たりがあった方は、これを機会に猫の飼い方について見直してみてくださいね。
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