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炭水化物=100ー(タンパク質+脂質+灰分+繊維+水分)
完全室内飼いの猫にとって、おうちの中は猫の人生そのものです。雨風をしのげ、季節の寒暖も緩和される快適な空間ですが、ストレスの原因となるものがあった場合、そこから逃れられないのも事実です。
音、ニオイ、明るい照明、同居のペット、あるいは家族の不規則な帰宅時間など、飼い主にとっては当たり前の要素でも、猫にとってはストレスの原因となってしまうこともあります。
猫の聴覚は、最高音域が75,000Hzくらいまで聞こえます。人間は20,000Hzくらいまでしか聞こえないのでかなり高い音が聞こえていることになります。ます。また、嗅覚に至っては人間の数万〜数十万倍も嗅ぎ分けられるといわれています。
お部屋の音やニオイ、愛猫にとっては快適でしょうか?
もし、猫に過剰な毛づくろいや攻撃的な行動など、ふだんの態度に変化が見られた場合、ストレスサインかもしれません。
猫はニオイに敏感な動物なので、特にトイレは快適にしておきたい場所のひとつです。
砂のほうは毎日掃除していても、トイレ本体も定期的に洗わないと細かい傷からニオイが染みつくことがあります。人間にはあまりにおわなくても、多頭飼いの家庭であれば、ほかの猫のニオイが原因で排泄をギリギリまでガマンする原因になってしまうなど、ストレスや健康問題を引き起こす要因となってしまいます。
そうならないためにも、トイレ本体は月に1回程度は丸洗いしましょう。頻繁に洗えない場合でも、定期的に砂をすべて取り出し、ペットのトイレ用除菌スプレーを使って、中をよくふき取るだけでもだいぶキレイになります。
猫の排泄物には、人にも感染する菌や寄生虫(サルモネラやトキソプラズマなど)もありますから、できれば使用後はできるだけ早く片付けるなど、猫のトイレはいつも清潔を保つようにしましょう。
愛猫の健康管理においては、飼い主の小さなこだわりや思い込みが思わぬ影響を及ぼすことがあります。
たとえば猫の体調不良です。猫は体に不調があっても上手に隠す傾向があるため、早期発見が鍵となります。
もし、愛猫がずっと寝ていて食事もしようとしない場合、しばらく寝かせたままで様子を見ることもあるでしょう。健康な猫がただ眠たいだけなのであれば問題ありません。
しかし、ワクチン後のアナフィラキシーによる昏睡や幼猫の発熱など、観察しているだけでは、ほんの数時間で命にかかわるケースもあります。
体調不良の猫の様子を見るときには「どうなったら治療が必要か」「万が一の時の対処法」など、健康管理の知識を持っておく必要があります。そうでない場合は、すぐに動物病院へ行く方が安心です。
また、自宅で猫のヘルスケアに取り組む場合、インターネットの口コミなどから、自己判断でサプリメントや個人輸入の動物用医薬品を使用する場合も慎重に行いましょう。できればちゃんと獣医師に相談してからをお勧めします。
「ネットにイイって書いてあったから」という口コミが商品の宣伝なのか、ほかの猫にとって良かったかはあまり問題ではありません。大切なのは、愛猫に必要なのものか、使用しても問題のないものかどうかです。
愛情が先走った行動は、逆に害をもたらしてしまうこともあります。使用する前に獣医師に相談するなど、冷静な判断が不可欠です。正しい情報に基づいたケアをしましょう。
猫の健康を害してしまうNG行動、うっかりしていたことはありませんでしたか?
愛猫の健康のためには、食事は炭水化物がほどよく調整されている総合栄養食のキャットフードを中心に与えましょう。おやつはほどほどに、人間の食べ物(特に加工食品)は与えないようにご注意を。
そして、猫のストレス要因にもなる部屋の明るさや音、トイレをはじめとしたニオイのストレスも見逃さないようにしてください。
猫のヘルスケアに関しての自己判断はとても危険です。サプリメントや動物用医薬品は、ネット情報や口コミだけに流されず、かかりつけの獣医師に相談しながら適切に使用しましょう。