楽しい猫との暮らし。しかしあなたは大きな誤解をしているかもしれません。



あなたは猫を「飼っている」つもりでも、猫から見たら「人間を躾けて暮らしている」のかも。あなたの方が猫に「飼われている」のかもしれません(笑)



長い歴史の中で、猫だけが「自ら」人間に近づいていったペットだと言われています。犬はその従順な性格が人間に愛され、様々な躾けや改良を重ねて人間好みに姿形も気質も変化しました。



しかし猫の場合は昔の姿や気質からそれほど大きく変化していません。猫は躾けがしにくく、研究する対象としても難しい動物なのだとか。



こんなに長く一緒に暮らし、人間が愛し、改良しようとしても、気分が乗らないと言うことを聞いてくれない猫。人間が嫌になればいつでも野生に戻って暮らせる本能をいつまでも持っている猫。猫は最後まで、飼い主と対等の立場を守っています。



今回は、そんな猫と仲良く暮らすために♪飼い主が覚悟しておきたい3つのルールをご紹介しましょう。



 

■ルール①猫に隠し事はしないこと








「あーっ!そこは開けちゃ駄目!」



猫にそんなことを叫んでも、猫は絶対に「ごめんなさい」と謝ってはくれません。むしろ「どや顔」をしてゆっくりとこちらを見つめるはず。



私の経験ですが、犬の場合、飼い主に怒られると、必ず頭を低くして、「ごめんね」のポーズをします。目が「悪かったよ」と気持ちを伝えてくれます。(時々「僕じゃありません」とごまかす事もありますが。)



しかし!猫の場合はそんな態度をしてくれません!「それが何か?」と言うポーズで飼い主を見ます。悪いことをしても絶対に謝らない、逃走するタイプ、それが猫です。



飼い主は猫に隠し事はできない、と肝に命じておきましょう。大切なものは鍵のかかる場所に保管しておくべき。猫は引き出しを開けたり、棚の上のものを床に落とすのが大好き。そしてそれをなかなか止めてくれない性格ですよね。



 

■ルール②部屋のインテリアはお猫様好みで








1920年代のアール・デコ様式で家具を統一。ベルギーのアンティークレースのソファーカバー。

部屋のインテリアほど女性をワクワクさせるものはありません。



しかし猫と暮らしている人は、おそらく猫を好きになればなるほど家具はニ○リでいいや…。と実感するはず。その理由は書かなくてもわかりますよね。



部屋のインテリアは「自分の好み」より「猫の好み」を優先させる方がストレスがたまらないはず。猫が好みそうな、キャットウォークに良さそうな高い棚や、猫の爪とぎになりにくい床材を選ぶ方が快適に暮らせるはずです。



 

■ルール③規則正しい生活をしよう








気まぐれに見える猫。しかし実は体時計は驚くほど正確です。朝ごはんを食べる時間、パトロールに行く時間、お昼寝の後のスキンシップ方法など、猫はとても几帳面に飼い主に要求してきます。



これを無視して自分の好きなように暮らしていると、いつかあなたの大事な洋服にオシッコをひっかけられてしまうかも。



いかがですか。猫を怒らせたら人間はとても敵いません。あの強烈なマーキング行為や問題行動をされるくらいなら、飼い主がこの3つのルールを守って猫の生活に合わせて暮らした方が、まだマシかもしれませんよ。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 猫と仲良く暮らすために♪飼い主が覚悟しておきたい3つのルール