我が家の愛猫は現在7歳。初めて会った時は生後3ヶ月くらいでした。それからずっと仲間を知らずに室内暮らし。時々保護猫や保護犬がやってきますが、あまり同類と仲良くしようとはしません。保護猫がいる間は私の部屋にいるよりもどちらかというと、息子や娘の部屋でくつろいでいます。



そして毎日毎朝、器用に二本足で立って「にゃー」と鳴きながら抱っこをせがみます。それはまるで人間の子供とまったく同じ。食事の時も椅子にちゃんと座って家族の食事を見守ります。



まるで人間のような愛猫ですが、子猫の時から飼っていれば、猫というよりも人間に近い行動をするのは当然かも知れません。



人間も猫も「習慣」の動物です。幼少期の記憶がそのまま成長して行動を左右するのは当然でしょう。抱っこが嫌いな猫は幼少期に抱っこされた記憶がないのではないでしょうか。



そんな抱っこ嫌いな猫でも、飼い主は抱っこしたいと願うはず。今回は抱っこ嫌いな猫を上手に抱っこする方法を調べてみました。



 

⭐︎抱っこをする前に声をかけよう




猫は女性の高い声が好きです。抱っこする前はリラックスした態度で猫に好かれるように高めの声で



「今から抱っこするよ!」



と声をかけてみてください。「ご飯」という声に反応するように、「抱っこ」という声にも反応するようにして、抱っこが怖くない行為だと猫に記憶させることが大切です。



 

⭐︎優しく持ち上げる




抱っこするよ、と声をかけても猫がリラックスした状態でいたら、猫を抱っこしてみましょう。この時に嫌がったらすぐに逃がしてあげてください。猫を怖がらせることはNGです。



猫を抱っこする時は、猫の両脇の下に手をいれて優しく持ち上げたら、すぐに片方の手で猫の下半身を支えるようにしてあげてください。



 

⭐︎座って包み込むように




飼い主さんは立って猫を抱っこするよりも、座って猫を抱っこした方が猫にとってストレスが軽いかも知れません。



飼い主の体温が猫に伝わるように猫と自分の体を密着させて、猫を安心させてあげましょう。強く猫の体を抱きしめるのはNG。



猫を包み込むようにホールドして、できればあぐらをかいて安定した場所で猫をで抱っこしてください。





いかがですか。猫が飼い主を信用していれば、短い時間でも抱っこさせてくれる可能性はあります。なかなか抱っこさせてくれない、というときは猫が空腹時に餌で釣る、というやり方もあります。

猫は自分にメリットがあるなら飼い主に甘えたりスリスリします。その性質を利用して猫がご飯をねだりにきた時に抱っこすれば、おそらく1分くらいは我慢して抱っこさせてくれるのではないでしょうか。



大切なのは猫が嫌がったらすぐに止めること。そしてご飯で釣った時は抱っこした後にいつもよりも美味しいご飯をあげてくださいね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 どうして抱っこが嫌いなの?猫を上手に抱っこする方法とは