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礼砲とは、軍隊における礼式の一種で、空包を発射し敬意を表明することです。
一体誰に向けた礼砲だったのでしょうか。
その礼砲は、2度に渡りイラクでの戦闘に出兵し、見事にその任務を果たした爆発物探知犬「ライアランド」への敬意を表したものでした。ライアランドは2009年に退役し、長年のハンドラーであったジョシュ・サザーランド軍曹に引き取られアメリカで幸せに暮らしていました。しかし今年の夏、ライアランドは突然食べることも水を飲むこともできなくなるほど無気力になり、高熱にも苦しんでいました。ライアランドは癌に侵されていたのです。出典:https://www.today.com/series/veterans/bomb-sniffing-dog-who-served-two-tours-iraq-gets-21-t102770
そして8月8日天国に旅立って行ったのです。
あまり日本で耳にすることがない爆発物探知犬。
鋭い嗅覚で爆発物を探知する訓練が行われた犬のことだそう。
長いとはいえない人生を、人を救うことに費やしたライアランドへ敬意を表した礼砲だったのですね。
人間よりも小さい体で、大きな勇気と使命をもってたくさんの人を救ってきたでしょう。
その手に星条旗を受け取ったサザーランド軍曹はその時のことをこう振り返ります。「その瞬間、込み上げてくるものがあり言葉になりませんでした。ですが快晴に恵まれライアランド送り出すには最高の美しい日でした」出典:https://www.today.com/series/veterans/bomb-sniffing-dog-who-served-two-tours-iraq-gets-21-t102770
式典にはサザーランド家の家族や友人の他にも、ライアランドがお世話になったマッコー動物病院のスタッフや、退役軍人会のメンバーもライアランドとの別れを惜しみ参列してくれたのです。
大好きな飼い主のサザーランドさん、そして以前一緒に戦地で走り回った仲間たちが、ライアランドにお別れを言いに集まってくれたのです。
多くの人が駆けつけたのは、それはきっと彼女が同じように人を愛していたからでしょう。
胸が熱くなりますね。
ライアランドの人生は、愛に満ちたものだったのですね。
仕事が大好きだったライアランド