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その何かとは・・・
なんと、赤ちゃんコアラでした!
ネルと呼ばれたそのコアラは、生後6か月の頃に保護されました。
コアラは一回の出産につき通常一匹しか赤ちゃんを産まず、その一匹を大事に育てるので、保護した女性はネルが母親と一緒に居ないことにビックリしたそうです。
コアラの赤ちゃんたちはお母さんの出した糞をごはんとして食べます。
小さいときはほどんどその“流動食”を食べて成長し、大人になってからユーカリの葉っぱを食べれるようになるそうです。
お母さんの居ないネルは、食べられるごはんがありません。
しかし幸運なことに、ネルは Raymond Island Koala and Wildlife Shelterという保護センターで育てられることになりました。
ネルは18か月になるまで、広いシェルターの中でも人が目の届く範囲で暮らしたそうです。
ネルはそこに縄張りを作って生活していました。
そして2年後、驚くべきことが起きました。
7月に入って、ネルは赤ちゃんを抱いていたのです!
しかも、後からその赤ちゃんは双子だったことがわかったのです。
実は珍しい双子のコアラ
センターは即座に病院と連絡を取り、この状況について話合いました。
なぜならコアラの双子は珍しく、普通二匹とも生き延びることもまた稀なのだそうです。
病院のアドバイスに基づいて、双子の赤ちゃんとネルはより注意深く監視されることになりました。
もしどちらかの赤ちゃんが十分に成長しなかったら、ネルがそうだったように、センターで引き取って育てることにしているそうです。
また、ネルには通常より多いユーカリが与えられました。
そうすることで、ごはんを探して木に登るために使う力を子育てのためにセーブできるのです。
ネルはよく食べて、体調も良好だそうです。
ここまではとても順調です。
双子はおよそ5ヵ月になったそうです。
一匹はオスだと確認されています。
そのオスの赤ちゃんは大胆でやんちゃな子で、すでにお母さんのお腹の袋から出てきて木のぼりをしているそうです。
もう一匹はシャイな子で、まだ一度も外に出てきたことがないそうです。
センターの職員であるスージーさんは、この小さなコアラの家族の写真を世界中に公開しました。
きっとほとんど誰も見たことのない特別で貴重な写真です。
The Raymond Island Koala and Wildlife Shelterは、動物たちを救助するため寄付をお願いしています。
興味のある方はHPを覗いてみて下さい。
もしかしたら、ネルも双子だったのでしょうか?
できることなら、ネルにはこのまま大人になるまで二匹のお母さんであってほしいですね。
可愛いコアラの家族をご紹介しました♡