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生まれてから半年ほどの期間は、ぐんぐん身体が大きくなり、3ヶ月で倍以上の体重になります。この増加は正常な成長過程ですので、ハイペースで体重が増え続けても心配いりません。むしろ健康に育っていることを喜んであげましょう!
生後半年を過ぎると、体重の増加もゆっくりになります。ただ、まだ育ち盛りであることに変わりはありません。緩やかに体重が増え続けるのが普通ですので、もし体重が増えないようなら獣医さんに相談した方が良いでしょう。
ちなみに平均体重だと、生後6ヶ月で6.7kg、生後12ヶ月で9.6kgと適正体重よりも重めになっています。柴犬の成長は生後1年~1年3ヶ月頃まで続きますので、それまではあまりピリピリせずに、成長を暖かく見守ってあげてください。
上記は柴犬全体の数値ですが、柴犬の種類ごとの体重平均は、縄文柴犬の場合はオス10kg~13kg、メス9kg~11kg、弥生柴犬の場合はオス9kg~11kg、メス7kg~9kgとなっています。
これらはあくまで目安にはなりますが、成長が止まった柴犬は適正体重を意識し、でぶにしないようにしっかりとウェイトコントロールに取り組んであげましょう!
犬の体重を計る時は、犬専用の計器を使用することもできますが、家にある人間用の体重計でも十分です。じっとできる犬なら体重計の上でお座りさせて計測し、動いてしまう犬や体重計の上に乗りたがらない場合は、飼い主さんが抱きかかえて一緒に計り、飼い主さんだけで計測した数値を引けば犬の体重を知ることができます。
大げさに考え過ぎると、体重を計ること自体が面倒になってしまうので、計測を続けることを目的に、持っているものを活用したり、犬も人もストレスを感じないように工夫したりできるでしょう。
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体重の数値も大切ですが、ボディラインをチェックすることでも、肥満になっていないかを確認できます。
人間でも、それほど体重が重くなくても下腹部が出ていたり、内臓に脂肪がついていたりする隠れ肥満の人がいますが、犬も身体のシルエットや実際に触ってみることで、変なところに脂肪がついていないかを調べることは大切です。
犬のボディラインでチェックするべきところは、「あばら骨」と「くびれ」です。
手を軽く握って、脇腹にそっと当ててみてください。そのまま撫でるように触って、あばら骨を感じられるか確認しましょう。
あばら骨の感覚が全くわからない場合は、残念ながらでぶ確定です。分かりにくいとはいえ、少し骨の感触があるなら正常の範囲です。逆に、あばら骨がしっかりと感じられるなら痩せ気味になります。
まず、犬を立たせた状態で真上からみてください。ちゃんと腰のくびれが確認できるでしょうか?
なだらかでもくびれていればOKですが、腰もくびれておらず骨盤も目立たないようなら、お腹と腰回りに余分な脂肪がついていることになります。
次に、立たせたまま真横からシルエットを確認してください。お腹のラインと地面が平行だったり、垂れ下がっていたりする場合はでぶです。
健康的な犬の場合、お腹のラインはなだらかに引き締まっており、腰にくびれがあります。ブラッシングやスキンシップをしながらボディラインを確認することを習慣にしておくと、体型の変化に気付きやすくなるのでお勧めです。