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不眠症と聞くと人間がかかる病気のイメージがありますが、実は猫もかかりやすい病気のひとつです。不眠症を発症する原因には、ストレスや老化などが関係していると言われています。
特に老化で認知症になってしまった猫の場合、夜鳴きや徘徊に加え、不眠症もあらわれることがあります。
■甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症とは、人間の場合は別名”バセドウ病”とも呼ばれている甲状腺の病気です。猫も甲状腺機能亢進症にかかることがあります。
猫の場合、甲状腺機能亢進症の初期症状としてまず寝なくなり、元気いっぱいに動き回るようになります。食欲が増え、落ち着きがなくなるなどの症状があらわれます。その後病気が進行すると、元気や食欲が低下してきます。
甲状腺だけでなくさまざまな臓器にも悪影響を及ぼす病気なので、甲状腺機能亢進症の症状があらわれたら注意が必要です。
■慢性腎臓病
慢性腎臓病は猫がかかりやすい病気のひとつで、一度発症すると残念ながら完治することはありません。血液中の老廃物を尿として排出する機能が少しずつ低下し、最終的には腎臓全体の機能が低下してしまう病気です。
慢性腎臓病になると、嘔吐、尿がでない、食欲不振などの症状があらわれます。さらに症状が悪化すると、寝ない状態が続くことがあります。
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愛猫が病気になりにくいよう、どのように良質な睡眠がとれるようサポートできるでしょうか?
まず愛猫が熟睡できる時間を確保してあげましょう。良質な睡眠は健康で長生きにつながります。最低でも3時間程度は愛猫が熟睡できる時間を作りましょう。
そのためには猫にとって快適な適温環境を整えることが大切です。部屋の温度は15~22度くらいが適温と言われています。もし愛猫が顔を身体の中にうずめて丸くなって寝ているなら、肌寒く感じている可能性があります。
一方、お腹を見せて寝ているなら温度が高く、暑いのかもしれません。是非、猫にとって快適な室温をキープしてあげましょう。