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人間用のアルコール系シャンプーは、洗浄力がとても強く、皮膚の油脂をほぼ落としてしまうので、乾燥やフケなどが生じやすくなります。
猫は毎日行うグルーミングを通して、皮膚の保湿や状態を整えているので、人間用シャンプーで強引に皮膚の油脂を落としてしまうと、皮膚トラブルを招く危険性があります。
アルコール系シャンプーは、刺激が強い成分が多く配合されているので、猫への使用は控えましょう。
2.石鹸系
主に動植物の油脂成分をメイン成分としている人間用の石鹸系シャンプーは、着色料不使用でノンシリコンなので低刺激のものが多いですが、強い洗浄力をもっています。
環境にも優しい天然油脂成分なので、猫のシャンプーにもよさそうなイメージがありますが、猫のデリケートな皮膚には刺激が強いので控えたほうがよいでしょう。
3.アミノ酸系
人間用の石鹸系シャンプーの中にはアミノ酸石鹸シャンプーもあり、肌トラブルを抱えている人でも使えるほど優しいので猫でも安心して使えます。
アミノ酸系シャンプーは人の肌と同じ弱酸性のアミノ酸でできているので、低刺激性の安全性が高いシャンプーです。また皮脂を落とし過ぎないので洗浄力が弱いのが特徴です。
猫にシャンプーとして代用する場合は、アミノ酸系のシャンプーを水で薄めて使用することをおすすめします。
Africa Studio/shutterstock.com
猫をシャンプーする際、上記でもみたように人間用のアミノ酸系のシャンプーなら代用することも可能ですが、できれば猫には猫専用のシャンプーを使うことをおすすめします。
また、個体差もありますが、無臭に思える猫にも体臭があります。さらにグルーミングで身体中を舐めるので、唾液のにおいがすることもあります。これらのにおいは、猫専用のシャンプーを使うことで効率よく落とせるでしょう。
一方、愛猫にノミはおらず、無臭で、汚れていないのであれば、猫の負担を軽減させるためにシャンプーを控えることができるかもしれません。
ペットショップなどに行けば、猫用のシャンプーを購入することができますが、種類があってどれを選んだらよいのか悩んでしまう方もいることでしょう。
では猫用シャンプーを選ぶ際、何を基準とすればよいのでしょうか?評判のよい猫用シャンプーの条件として、殺菌作用がある、無香料、価格がお手頃、毛がゴワゴワしないなどが挙げられます。
これらがすべて当てはまる猫用シャンプーを見つけることは難しいかもしれませんが、それに近いシャンプーを探してあげることができるでしょう。
たとえば殺菌作用があるシャンプーは、ノミやダニとり効果もあるので屋外を自由に散歩できる愛猫におすすめです。また、皮膚病を患っている子も殺菌作用があるシャンプーを使うことができるでしょう。
さらに香りのあるシャンプーは、自分のにおいが消されてしまっているので猫にとってストレスとなります。可能であれば無香料のシャンプーを選んであげましょう。
シャンプー後、毛がゴワゴワしたり、毛ツヤがなくなってしまったり、手触りが悪くなってしますシャンプーもあります。
そのような商品を間違って購入することのないよう、購入前に商品をよく調べ、口コミ評判をチェックしてみることができるかもしれません。
愛猫がキレイになるという理由で、頻繁にシャンプーをすると愛猫に異変が生じます。
それには毛ツヤが無くなること、被毛がパサパサになること、皮脂のバランスが崩れて肌のバリア効果が低下し皮膚病になるリスクが高まること、シャンプー剤が皮膚に残り炎症を起こす危険性などがあります。
猫は1日のほとんどを寝て過ごす動物ですが、起きている時間は暇さえあれば自分の体を舐めてセルフグルーミングをしています。
猫の舌には、喉の奥に向かって小さな突起があり、それを使って被毛についている抜け毛やゴミなどを取り除いています。
また、猫にとってセルフグルーミングはとても大切な習慣のひとつで、体調のバロメーターとも言えます。例えば猫が全くセルフグルーミングしない時は、病気など体内で何かの異変が生じている可能性があります。
一方、異常なほどセルフグルーミングをするときは、強いストレスや緊張を感じ、自分自身を落ち着かせようとしていることのサインです。