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犬を迎え入れる方法にはペットショップやブリーダーからの購入のほかに、動物愛護団体などからの譲渡という方法もあります。どうやって迎え入れるかによって購入費はかなり左右されます。
ゼロという場合もあれば高額な費用がかかることもあるでしょう。犬の販売価格は、犬種や販売時の週齢などによって大きく異なります。1万円の犬もいれば100万円近い犬もいて価格はピンキリなので、そこは飼い主の考えで決めることができるでしょう。
・医療費やワクチンなどの健康関連費用
飼うことが決まったなら、まずは畜件登録やワクチン接種などが必要です。また毎年狂犬病の予防接種やフェラリア予防薬、健康診断なども必要になるでしょう。動物病院で必要となる費用は、年間3~5万円程度ですが、ケガや病気なればほかにも治療費や薬代がかかるでしょう。
若くて元気な間はそれほどかからない医療費も、高齢になり病院にかかる回数が多くなり、結果的に医療費が高額になる可能性があります。そういったポイントも意識しておく必要があります。
ちなみにペット保険に加入して万が一のケガや病気に備えるという選択肢もあります。
・光熱費
留守中、犬の熱中症対策や寒さ対策としてエアコンをずっとつけたままにするという人もいると思いますが、犬にとって快適な環境をキープするためには、ある程度の光熱費の負担も必要経費として割り切ることが大切です。
・備品や消耗品
毎日の食事・おもちゃ・ベット・リード・首輪、サークルやトイレのための消耗品などの購入にもお金はかかります。ここにどのくらいのお金をかけるかは個人差が非常に大きいところだと思います。食事はバランスの取れたものを用意したいと思いますし、毎日の食事が健康につながりますので節約するとしてもある程度の費用は考えておくとよいでしょう。
犬にはあなたの時間が必要です。朝晩の食事の準備、散歩、トイレ、ブラッシングなど、犬のお世話には思っているよりも時間がかかるものです。言葉を話せない犬の健康状態を知るためには、ある程度一緒に時間を過ごさなければいけません。
片手間程度に世話をしているなら、愛犬の変化に気づくことができずに辛い思いをさせてしまうことになります。ケガや病気の発見が遅れてしまうことにつながるでしょう。
飼い主になるからには、どんな忙しいときでも毎日のお世話の時間を作ることが大切です。散歩の時間はもちろん、しつけやトレーニングに費やす時間も必要となってきます。
飼い主さんが留守の間は犬は長時間ひとりで過ごすことになります。そのため留守番に慣らすしつけやトレーニングを行なうことも大事です。そうすれば生活音に対して無駄吠えしないようにできます。
犬を飼うようになれば、今までと違って愛犬のことを考えて予定を立てなければいけません。愛犬のために自分のプライベートを我慢することができるかどうかということも、飼う前に考えておかなければいけないポイントです。
「飼い始めたなら、この子は私は守る!」という心意気は大切です。しかし、いつどのようなタイミングで事故や病気が原因となり家を空けることになるかは予想できません。
急な出張や遠方への就職によりお世話ができなくなる、ということもありえます。そういう場合は代わりに飼ってくれる人が必要ですが、それを事前に決めておくことは大切です。実家や近くに住んでいる知り合いのなかで、受け入れてくれる人を探しておくようにしましょう。
愛犬を最後までお世話するためには、自分の年齢と犬の寿命を考慮しておくことも必要でしょう。犬を飼い続けるには犬よりも飼い主さんが長生きしなくてはなりません。犬の平均寿命は12~15年と言われていますが、怪我や病気といった思いがけない変化が生じることも考えて、自分が犬を飼い続けることができる年齢なのかを考えておくようにしましょう。
ちなみに犬にとって環境の変化は大きなストレスになりえます。普段から接点のある人であれば、愛犬のストレスを軽減することもできますので、受け入れてくれる人と普段から一緒に遊んだり、過ごす時間を持ってもらう工夫をすることもできるでしょう。