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2.物を噛んで壊す
3.食べ物をあさる
ではそれぞれの問題行動についてみてみましょう。
まずはトイレをトイレ外でしてしまうという行動です。
おしっこを外でされたら大変です。フローリングなどならまだしも、じゅうたんの上とかベッド、ソファの上でされたら掃除が大変です。
このような行動をする理由としては、いくつかの要素が考えられます。
例えばトイレの場所が気に入らないという点です。
そこでは気が散るのか、あまり落ち着いて用を足せない環境があるのでしょう。
そうした場所では猫はトイレをしてくれないことがあります。また多頭飼いの家庭の場合は猫の数に見合うトイレがないということもありえます。
例えば猫は4,5匹でトイレは1つではあきらかに足りません。
このような場合はトイレが間に合わなくて、あるいは利用できなくて外でしてしまうかもしれません。
さらにはトイレのサイズが小さすぎるという理由も考えられます。
猫は狭いところが好きとはいえ、トイレのサイズを十分に確保しないと問題が起きる可能性があります。
トイレに入れる砂も大切です。ものによっては受け入れてくれなくてトイレを使ってくれないかもしれません。
別の理由は単純にトイレ外の特定の場所でトイレをするのが気に入ったしまうというケースです。
例えば布団でおしっこをするのが気に入ってしまうことが考えられます。
場合によっては好みなどの問題ではなく、病気やストレスを疑ったほうが良いこともあります。
ストレスに関して言うと、ほかの猫との相性が悪くておしっこを外でする可能性も考えられます。
猫はよくものを噛んで破壊する傾向があります。例えば電源コードを噛んでだめにしてしまうことがあるでしょう。通電している場合は危険なのでやめさせなければいけませんが、完全に防ぐのが難しい場合もあります。ものを噛むのには以下のような理由が考えられます。
生後1年ほどの子猫の場合は、歯がかゆくてがりがりしてしまうことがあります。これは成長の過程ともいえるので仕方がありありません。猫はいろいろなものに近づいていきます。好奇心が強くてかじってしまいます。また本能的に破壊してしまうこともあります。犬のように飼い主が不在の時に不安になってがりがりしてしまうこともあります。お腹がすいて破壊行動に移る猫もいるようです。
猫は食べ物をあさるのが「得意」です。嗅覚が優れているので食べ物に敏感に反応します。部屋で何かを食べていたら急に猫が机にのぼってきたという経験をした人もいるでしょう。このような行動の理由には以下のような理由が考えられます。
好奇心が強い猫は食べ物が気になって荒らしてしまうことがあります。また同じような点かもしれませんが、本能的に肉や魚の臭いに反応してしまうのかもしれません。さらに単純にお腹が空いているだけという理由も考えられます。