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猫は、獲物を捕獲する他にも健康管理のために毛づくろいをするのですね。
ただ愛猫と一緒に遊んだ後に、そっぽを向いて毛づくろいをされると、ちょっと寂しい気持ちになりますね
猫は日向ぼっこが大好きです。
道路で日向ぼっこをする光景を見たことがある方も多いかと思います。
実は、猫は太陽の動きに敏感で、午前中と午後で、日向ぼっこをする場所を変えるのです。
暑い日には日陰を探し、寒い日には暖かい光を求めて上手に心地よい場所を探し出して日向ぼっこをしています。
お布団を天日干しするように、猫も自分の体を天日干しをして、殺菌効果で匂いの原因になる細菌やカビを撃退するのです。
また毛並みをサラサラに乾燥させるので、細菌やカビが繁殖しなくなるのです。
そしてもう一つには、日向ぼっこをすることで、体温を一定に保つことができる効果があります。
猫は消費エネルギーをできるだけ少なく体温を一定に保つようになっています。
最後は、カルシウムの吸収を高める効果が日向ぼっこにはあります。
少し前はビタミンDを体内で形成されると言われていたのですが、現在はその効果はないとされています。
このように日向ぼっこは猫にとってとても有益なことなのですが、猫にとっては単純に気持ち良いから日向ぼっこをしているのかもしれないですね。
猫を飼ったことがある人はわかるかと思いますが、猫がウンチをした後に、すごいハイテンションで猛ダッシュをしたり、すごい勢いで砂をかけまくったり、時には泣き叫んだりすることがあります。
猫を飼っている人の間では、「トイレハイ」や「うんちハイ」と呼ばれているようですが、謎の行動の一つです。
猫が自分の匂いから一目散に逃げて、ほかの猫や外敵から自分の身を守る為に行われる行動だとされています。
野生の時の猫の習性の名残だと言われていますが、それだけ猫にとって自分の匂いを知られることは危険なことだったんですね。
野生動物の排泄行為は、無防備でほかの動物から狙われやすい状態で、危険な時間でもあります。
ですので、無事に排泄ができたということを喜んでハイな状態になるとも言われています。
猫は、ひまさえあれば毛づくろいをして、自分の体を清潔に匂いのない状態を保とうとします。
またトイレも綺麗な場所でないと我慢してしまうこともあります。
そんな綺麗好きな性格の猫だからこそ、匂いがあまりしないか、いい匂いがするのかもしれません。
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こうしてみてみると、猫は無臭に近いとされていますが、猫を飼っている方の多くは、良い匂いがすると言っています。
ではその匂いはどこからやってくるのでしょうか?
日向ぼっこが大好きな猫は、天日干しをしたお布団の匂いによく似ています。
これは「太陽の匂い」です。
お布団の場合は、人の汗や洗剤などが太陽の熱で分解されて、太陽の匂いとされます。
猫も同じで、猫の皮膚にある脂質が太陽の熱と反応して、太陽の匂いになります。
フェロモンというと、性的なホルモンが出ているように思われがちですが、性ホルモンのほかにもこの猫のフェロモンは猫の気持ちを表す表現ツールなのです。
猫の仲間に外敵の存在を知らせる「警報フェロモン」、ストレス緩和のために出される「安定フェロモン」などがあると言われています。
猫がよくする行動で、頬や額、しっぽで家の中の机や椅子、そして飼い主さんの足にグルグルとする仕草は、心を許せる空間や相手に匂いをつける行動で安定フェロモンが出ています。
警戒ホルモンは、自分が不安な時や怖いと感じた時に出るフェロモンで、足の裏や肛門のまわりからフェロモンが出ます。
ただこれらのフェロモンは同じ動物の間で感じ取るもので、他の動物にはわからないものです。
そしてフェロモンは基本無臭なので、匂いはしないようです。
猫フェロモンのほかにも「尿でマーキング」することがあります。
猫はとても綺麗好きなので、普通ならトイレで用を足します。ただ、ストレスを感じている時には、家のあちこちで尿をしてマーキングをします。
こんな時には、ストレスを感じている証ですので、ストレスが何かを観察して、ストレスの原因を取り除いてあげましょう。
猫によって個体差があり、概ね猫は良い匂いと感じる人が多いようです。
シャンプーをしているわけでもないのに不思議だと感じている人もいると思います。
そこで匂いはどこからやってくるのか調べてみました。
実際に猫を飼っている方は、一度愛猫の体の匂いをチェックしてみてはいかがでしょう。
猫の頭や額あたりは、猫も嗅がせてくれやすい場所です。人によってはバターの良い香りという人や、メープルシロップという人もいます。
この匂いを使ったファブリックウォーターが登場するほど、この香りは好きな人にはたまらないのです。
健康な体の場合、あまり匂いわないのですが、外耳炎などになると、匂いがします。
健康なときの耳の匂いを覚えておいて、耳が臭い?と感じたら、すぐに動物病院で診断してもらいましょう。
猫が好きな人に人気があるお腹は、ふさふさとして顔を埋めたくなりますよね。
そして匂いを嗅いでみると、お日様の匂いがするという人が多いように思います。
お腹の匂いは、日向ぼっこでサラサラになった毛や体からでてくるお日様の匂いですね。
また室内で飼われている猫の場合は、家の中の匂いがつくことがあります。
猫の脇の匂いは、嗅ぎにくいのですが、猫を飼っている人はチェックしてみてください。
お腹に比べると、お日様に当たりにくい脇は、少し臭い匂いがすることがあります。
これは、日向ぼっこのときに、脇に日差しが当たらず、雑菌が繁殖しているのかもしれません。
逆に猫が人間の脇の匂いを嗅いでくることがあります。
これは、人間の汗の匂いに反応しているのだそうです。どうやら男性の匂いより女性の匂いの方が好まれるようです。
愛猫はどうですか?
お尻は排泄をする場所なので、どうしても排泄の匂いがすることがあります。
わざわざお尻の匂いを嗅がなくても、トイレに行った後にプンと匂いがする匂いと同じ匂いがします。
またトイレに行ってから時間が経った時に、匂いを嗅いでみると、草の匂いがする猫もいるようです。
猫が唯一汗を掻く場所の肉球の匂いはどうでしょう。
ただ汗臭というよりもポップコーンのような香ばしい匂いがするという人が多いようです。
そのほかには芝生の匂いという人やバニラの甘い香りがするという人もいますね。
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猫は匂いがほとんどないということなら、猫にシャンプーって必要ないの?という疑問が湧いてきます。
実は、猫にはシャンプーは必要がないのです。
一生シャンプーをしなくても、自分で毛づくろいをして清潔に保つことができます。
もともと自然界にシャンプーというものはないですものね。
また、今飼われている猫の場合は、完全に室内で飼っているという場合は、毛並みが汚れるということは、ほどんどないと思います。
どうしても人間の感覚で考えると、定期的にシャンプーをしないと不潔だと感じてしまうのですが、猫は毛づくろいをすることで、清潔に保たれるのです。
ただ雨に濡れてしまったり、泥はねなどが気になるときには、猫がいやがらなければシャンプーをしてあげましょう。
ただシャンプーをしないから病気になったという猫はあまり見かけませんが、逆にシャンプーのしすぎで皮膚炎になったという話は聞きますので、ほどほどが良いですね。
ですのでシャンプーは、年に一度か二度くらいのシャンプーで十分です。
猫の毛には油分が含まれていて、シャンプーをやりすぎると油分が取れすぎて、パサパサになってしまいます。
またシャンプーの種類は、猫専用のものを使ってあげてください。
犬用のシャンプーを使うのはNGなんです。
猫と犬の皮膚はPH値が違うのです。猫は弱酸性で犬は弱アルカリ性のPHなんだとか。
ですので、犬用のシャンプーを使うと肌荒れしてしまう恐れがあります。
犬のシャンプーは、犬の匂いを消すために香料が使用されているので、泡立ちが良いのが特長です。
また人間用のものも良くありません。