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まだバーミラを見たことがないあなたも、きっとバーミラに会ってみたくなる事でしょう。
バーミラは短毛種です。
丸っとした身体つきですが、実は筋肉質で、しっかりとした体型をしています。
大きさは中型で、体重は個体により異なりますが、3~6kgほどになります。
実際にだっこしてみると筋肉質でしっかりしている印象を受けるかもしれませんね。
胴体は丸みがあり、手足は細く、とてもバランスの良いスタイルをしており、なかなかの美猫さんです。
長くてまっすぐとした尾っぽの持ち主なので、毎日頭のてっぺんから尾っぽの先まで撫でたくなりますね!
OrangeGroup/shutterstock.com
バーミラの特に魅力的な特徴といえば、その美しい毛色にあります。
バーミラは、シューデッドと呼ばれる非常に美しい毛色をしています。
シューデッドとは、毛の先端から3分の1~2分の1に色がつき、根元は白色や淡色になっている毛色の事を言います。
バーミラは、シルバー、または淡いクリーム色の地色で、毛先の1/2~1/4程度に異なる色(ブラックやライラック)が混じっています。
つまり簡単に言えば、バーミラは地色と毛先の毛色が異なる、と言うことなのです!
これが、世界の多くの人から愛されている、バーミラの最大の特徴とも言えます。
バーミラは短毛種なので、そのまん丸で可愛らしいアーモンド型の目元は、短毛ながらダークな毛色でぐるりと縁取られています。
それはまるで、きれいなアイライナーを入れたモデルさんのようです。
バーミラと触れ合う機会があったら是非その美しい毛色と愛らしい目元に注目してみて下さいね!
品種としてはまだ新しいため、平均寿命は正式には公表されていませんが、チンチラペルシャの寿命は
15〜20歳。
バーミーズは13〜15歳ですから、その血を受け継いだバーミラも、一般的な猫の平均寿命ほどは生きると考えて良いかもしれませんね。
THIRAWAT KAYUNKAY/shutterstock.com
バーミラの歴史の始まりは、イギリスにあります。
1981年、ある婦人がひとつ屋根の下、飼育していた、オスのチンチラペルシャと、メスのバーミーズが交配し、その2匹から美しいシルバー色の被毛を持つ子猫が4匹誕生しました。
その後、生まれた子猫は飼い主によって大切に育種されて行きます。
実はこの4匹が、バーミラの起源となりますが、話はここから更に続きます。
生まれた子猫たちにはそれぞれ異なる個性がありました。
そして、子猫たちは遺伝学者やブリーダーたちの協力を経て本格的に育種され、再びバーミーズと交配されて行きます。
そして最終的にエイジアングループと呼ばれる事になる、5種類の亜種(バーミラ、スモーク、セルフ、タビー、ティファニー)が誕生します。
その中で一番早く新猫種として送り出されたのが、バーミラなのです。
イギリスの猫血統登録団体GCCF_Governing Council of the Cat Fancyにエイジアングループのバーミラが新猫種として登録されたのは1985年の事。
いかがですか?
バーミラの歴史はなかなか奥深いですね。
日本ではまだまだ珍しいものの、バーミラは今では世界中の多くの人々から愛されています。
ちなみに、バーミラという名前は、Burmese(バーミーズ)のBarmと、Chinchilla(チンチラ)のillaを合わせててつけられました。
名前の由来にもバーミラの歴史が隠されていたのですね!