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玄関や窓は不法侵入を防ぐため、がっちりと塞がれた状態のようです。
窓からは光も射さず、暗闇に取り残されたクレオがどれだけ不安で怖かったか...
考えるだけで心が痛みます。
クレオは生後わずか4週でしたが、その悲痛な叫びはどんな大きな動物より大音量で、通りを外れた場所の住民にまで響き渡るほどでした。そんな中、10歳の少年がクレオのために助けを呼び、救出チームがただちに現場へ駆けつけました。やがて消防隊も出動し廃墟へ突入すると、そこには壊れた屋根からの雨漏りでびしょ濡れになり、キッチンの隅っこで怯える子猫の姿があったのです。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/kitten-trapped-abandoned-house-liverpool
こちらが、通報を聞き現場へ駆けつけてくれた消防隊の様子です。
ご覧のように、この廃墟の玄関と窓は堅い金属版のようなもので封鎖されており、専門的な道具や消防隊レベルの体力無しには突破できない様子がわかります。
恐らく、近所の誰もが聞いたであろうクレオの大きな叫び声。
なぜ気づいた人がいち早く通報してくれなかったのかが悔やまれるところですが、心優しい10歳の少年の誰よりも勇気ある行動は尊敬に値しますね。
「現場に着いた時、建物の外からでも鳴き声が聞こえるほどだったけど、最初はそれが犬なのか猫なのかわからなかったの。とにかく大きな鳴き声で、やっとこの子の姿を確認した時、小さな体であれほどの大声を出していたことが信じられなかったわ。ボロボロに疲れて状態はとても悪かったの」英国動物愛護協会(RSPCA)のヘレン・スミスさんはそう話します。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/kitten-trapped-abandoned-house-liverpool
救出後、クレオはただちに動物病院へと搬送されました。
こちらは車で動物病院へ向かう途中のクレオの様子です。
びしょ濡れだった体は拭かれ、半乾きの状態なのがわかりますね。
そしてご覧のようにクレオの左目はとても痛々しく見え、なんらかの異常があるのがわかります。
こんな弱々しい姿を見ると、一人ぼっちで戦っていたクレオの目が見えなくなってしまったら...そんな不安に襲われてしまいます。
小さな体でここまで耐え抜いて来たのですから、ただただ元気になって生き延びて欲しいと願うばかりです。