お別れの時が来ても…

ギボンズさんの義理の兄弟トーマス・タウンさんが、コルンバ病院の物置の近くで生後7週間になる子キツネを発見したことから始まりました。

この子キツネはとってもやせ細っていて、怪我をしていたため、ギボンズさんは地元の動物病院に連れて行きました。
その後、グラーニアと名前を付け自宅で愛情たっぷりのお世話をした結果、森に戻れるまでになりました。

しかし、グラーニアはギボンズさんの側を一向に離れません!
そんな可愛らしい姿を見た、ギボンズさんは森に帰すことを諦め、そのまま自宅で飼うことにしました。

ようやくキツネの扱いにも慣れてきたある日のこと。

大の動物好きなギボンズさんがキツネを飼育しているという噂を聞きつけた女性が、町の路上に捨てられていた生後1か月の赤ちゃんキツネを、ギボンズさんのところへ連れてきました。

身寄りのないこの小さなキツネをほっとけない!
ギボンズさんはミニーと名付けて面倒を見ること決めました。

ミニーもグラーニアと同様、ギボンズさんが大好き♡
どこにいくでも離れません!

お散歩だって一緒に行くんだよ♡

さらに、昨年、犬に襲われて大怪我を負い、ギボンズさんの元へ届けられた3匹目となる子ギツネ、ヘンリーも仲間に加わりました!

もちろん、ヘンリーもギボンズさんが大好き♡

キツネを連れてお散歩にでかけるギボンズさんは多くの人の目に留まり、『キツネおじいさん』として小さな町で有名人になりました。

ギボンズさんは今では小学校で子供たちにキツネの生態について教えたり、子供たちが直接キツネと触れ合う機会を設けたりと毎日大忙しです。

ペットには向かないと言われている野生動物のキツネを、試行錯誤しながら3匹も世話している優しいギボンスさんは、実はヘンリーたちのほかにも、
犬2匹
猫2匹
アヒル12羽
メンドリを28羽
と、大の動物好き!

そんなギボンスさんの元には、今ではキツネに関しての問い合わせがひっきりなしに来ていて、英国からキツネの飼い方についてのアドバイスをしてくれと依頼されたそうです。

謙虚なギボンズさんは、「私はキツネ飼育の専門家ではないが、動物を愛するただの素人としてで良ければ、喜んでアドバイスするよ」と話しています。

産まれ育った自然に戻れるにも関わらず、ギボンズさんと一緒に生きることを選んだキツネ達。
愛情のある飼い主さんに出会えてよかったですね♡

 
情報提供元: mofmo
記事名:「 保護された子キツネ達が帰る場所に選んだのは…。子キツネとおじいさんの絆に心温まる