一人ぼっちの傷ついた犬

数日間、誰も見向きもしなかった

ホームレス犬の存在に気付きはするものの、住民達は何もしてくれません、しかしそんなある日、誰かがその犬の様子を写真におさめ、「この子を助けてもらえませんか?」とFacebookに投稿したのです。
出典:https://www.thedodo.com/bait-dog-couch-rescue-2346422735.html

どうやらこの犬の写真を投稿したのは目撃者の母親のようです。そして母親によると、その犬がこの近辺に姿を現してからしばらく経っているとのこと。

おまけに彼の体は疥癬に感染しており、見たところその傷は生々しくとても痩せていたのだそう。

確かにあまり近づいて見なくてもこの犬に何か異変が起こっているのは明らかです。

SNSがきっかけでレスキューが駆け付けた!

Facebook上でその犬の写真を見たRescue Dogs Rock NYC(RDRNYC)のテキサス支部ボランティアである女性レスリーさんは直ちに現場へボランティアチームを送りました。

「彼はとても怯えていて、人を信用せず用心深い様子でした」とレスリーさん。
出典:https://www.thedodo.com/bait-dog-couch-rescue-2346422735.html

レスリーさんがボランティアとして活動するRDRNYCは主にネグレクトされた犬や苦しんでいる犬を中心にレスキューする保護団体で、この犬のようなケースは悲しいことですがレスリーさんの今までの経験上、何度も遭遇してきたことでしょう。

のちにデュークと名付けられるその犬は人を信用していなかったものの、ボランティアさんの手でなんとか車に乗せられ救急病院へと搬送されたのだそう。

一体なぜこんなことに?

デュークは疥癬の他にも貧血や脱水症、それに加えて白内障の手当も必要でした。しかしそれ以上に獣医さんを驚かせたのは彼の歯が意図的に削られていたことでした。
出典:https://www.thedodo.com/bait-dog-couch-rescue-2346422735.html

皆さんはベイト・ドッグという言葉をご存知でしょうか?

ベイト・ドッグは闘犬の訓練のターゲットにされる犬のこと。

ベイト・ドッグにされる犬の多くは反撃をできなくするために歯を削られたり、時には口にテープを巻かれたり、くくり付けられて徹底的に反撃させないように自由を奪われたりと、その実態は実に残酷なものです。

又、交配をしやすくするためメスを抵抗させないよう、歯を削るケースもありこれはこれで残酷です。

しかしデュークはオス。つまりデュークの場合はベイト・ドッグであった可能性が限りなく高いことになるのです。

傷つけるのも助けるのも人間

 
情報提供元: mofmo
記事名:「 人を信じない傷ついた犬。心と体の傷を癒しながら徐々に人を信頼して行く姿が泣ける。