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ボブさんに起こったのは、よりによって大晦日の夜でした。
多くの人が新年を祝っているその瞬間、ボブは自宅玄関のドアのすぐ外で、雪に埋もれて固まっていました。出典:http://www.mclaren.org/northernmichigan/ReDesignNews/1787.aspx
彼に一体、何が起こったのでしょうか?
事故が起こる前、ボブさんは愛犬のケルシーと、平和な日常を楽しんでいました。
大晦日の夜10:30。出典:http://www.mclaren.org/northernmichigan/ReDesignNews/1787.aspx
ボブは、愛犬のゴールデンレトリーバー「ケルシー」と自宅でフットボールを見て過ごしていました。
のんびりと年越しを待つボブさんとケルシー。
幸せなこの時間は、ボブさんが腰を上げた時から、終わりに近付いていたのです。
テレビがコマーシャルに入ると、ボブは暖炉の薪を取りに、シャツとももひき、スリッパ姿で急いで外へ出ました。出典:http://www.mclaren.org/northernmichigan/ReDesignNews/1787.aspx
そして、滑って転び、首を痛めてしまったのです。
大晦日、雪の上で転んで動けなくなってしまったボブさん。
もちろん、彼は助けを呼びます。
私は大声で助けを呼びました。しかし、一番近所の家までは400mほど離れており、しかも時刻は午後10:30。出典:http://www.mclaren.org/northernmichigan/ReDesignNews/1787.aspx
来てくれたのは、ケルシーだけでした。
先ほどまで一緒にテレビをみていたご主人が、雪の上で転がって助けを求めている。
ケルシーは、きっとビックリしたことでしょう。
しかし、ケルシーはしっかりと自分の務めを果たしたのです。
夜が明けると、私はもう声も枯れて、助けを叫ぶことができなくなっていました。出典:http://www.mclaren.org/northernmichigan/ReDesignNews/1787.aspx
しかし、ケルシーは吠えるのをやめなかったのです。
そして吠えながらも、決して私の傍を離れようとしなかった。
私に寄り添い、顔や手を舐めて温めながら、辺りを警戒していたのです。
ケルシーだって、冷たい空気で喉が痛んだでしょう。
寒くて辛くて、あたたかなおうちへ入りたかったでしょう。
それでもケルシーは、吠え続け、ボブさんの冷えゆく体を自らで温め続けたのです。
「助けを呼びに行けば良かったのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかしその間、ボブさんは不安と孤独、恐怖に苛まれたことでしょう。
きっとケルシーは、それに耐えられなかったのではないでしょうか。
ケルシーの努力が実を結んだのは、なんと19時間が経ち、ボブさんが意識を失ってからでした。
ボブさんのその後は!?