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スタッフが現場に到着すると、目の前に広がっていたのは、誰も足を踏み入れないような雑木林。
こんな場所に、本当に犬なんているのでしょうか…
でも良く耳を澄ましてみると、崖の下から「クーン…」というかすかな鳴き声が聞こえてきたのです。
そうしてミシェルさんは、ゆっくりと崖を降りて行きました。
ようやく鳴き声のする場所へたどり着いたミシェルさん。
するとそこには、茂みのなかでうずくまった小さなシーズーがいました。
そして、シーズーのお腹のあたりには、生まれたばかりの子猫の姿が…
それだけではありません。
よく見ると、シーズーは子猫に母乳を与えていたのです…!
見たこともないような光景に、一瞬固まってしまったミシェルさん。
どうしてここにいたのか、子猫の母親はどこにいるのか…
さまざまな疑問が頭をよぎりますが、今はそんなことを考えている場合ではありません。
ミシェルさんはこの2匹を助けるため、驚かせないよう少しずつ近づいていきました。
シーズーに威嚇されつつも、何とか2匹を保護することができたミシェルさん。
そのまま2匹を車に乗せ、大急ぎで施設へと向かいます。
その間、2匹はピタリとくっついたまま、離れようとしませんでした。
施設についてからも決して離れようとしない2匹。
幸いなことに、どちらも体に異常はありませんでした。
ただ、シーズーが授乳しなかったら、間違いなく子猫の命はなかったとのこと…
授乳をしたということは、シーズーは妊娠している可能性が考えられます。
獣医さんに診てもらいにいきました。
しかし、信じられない事を告げられます。