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保護された時の5匹の健康状態はあまりよいものではありませんでした。
出典:https://www.facebook.com/kittencoalition/
彼女がラッキーだったのは、何より保護された先がNational Kitten Coalitionという施設だったこと。ここは子猫の医療やケアを専門とする人材を育てる教育機関の一つで、ベテランの専門スタッフが揃っていました。同施設では、保護された子猫の生存率をあげるために地元のシェルターなどへ教育プログラムを提供しています。
こうして、生死を彷徨っていた5匹の子猫はここで命をいったん拾われました。しかし、同スタッフの願いもむなしく、この中の一匹は救うことが出来ませんでした。
一匹は残念でしたが、でも、もしもこの施設に引き取られていなかったら、もっと多くの命が失われていたことでしょう。
彼女の兄弟達はその後も順調に成長を続け、このままでいけば予定通り養子に出すことも出来そうでした。出典:https://www.facebook.com/kittencoalition/
そして、ビジョウの73gしかなかった体重も113gに増え、小さいながら順調に育っていたように見えました。
しかし…、ある時期を境に、体重の増え方が行きつ戻りつし始め、まるで成長が止まってしまったかのようになってしまいました。
どうしてしまったのでしょうか?
生後9週間目のビジョウの体重はたったの114gでした。
これは通常の健康な子猫の平均体重の5分の1以下です。
頑張れ、ビジョウ!
センターでは、何度もビジョウにとっての最善の道についての話し合いがもたれました。
こういう現場では、時には辛い決断を下さなければいけないこともあるのです。
しかし、最終的には彼女の世話係の意見で、スタッフ一同彼女の生きようとする力を信じることにしました。
「人々はなぜここまで一匹の猫に時間と労力を費やすのか」とよく尋ねます。出典:https://www.facebook.com/kittencoalition/
「一旦、生を享けて生まれてきたものは、どんな小さな命も大切です」
「よほどの苦痛が伴わない限り、その命が生きようとする限り、私たちはその命を諦めない」
と同スタッフは語りました。
スタッフの懸命なケアの甲斐があって…