11/5~12/6 第21回 難民映画祭 開催☆ 寄付と無料 選べるオンライン&劇場 鑑賞で世界の難民問題を知り平和を考える 岡本多緒と米本学仁も推す日本初公開5作+3作品をチェック
「難民映画祭で観られる作品を、『世界って、いま、どうなっているんだろう?』という好奇心の延長でいい。
『あぁ、あそこはこうなっているんだな』とか『いまは行くのは難しくても、いつか行ってみたいな』とか。
『あの人たちに会ってみたいな』と、心の赴くままに、いろんなことを感じていただけたらと思います」
―――そう伝えるのは、俳優 米本学仁。
米本学仁も推す、難民映画祭が 11月5日に開幕。
12月6日までの1か月間、珠玉の8作品がオンラインと劇場で公開されるから、要チェック↓↓↓
https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff
11/5~12/6 難民映画祭で“いま”を直面する
2006年、日本初の「難民」に焦点をあてた映画祭として回を重ねてきた「難民映画祭」は、映像の力を通じて、難民となった人たちが困難を生き抜く力強さを伝え、日本社会で難民問題への理解と共感を広げてきた。
これまでに世界各地から集めた279作品を上映、10万人以上の観衆たちが作品たちと向き合ってきた。
今年で21回目をむかえる難民映画祭は、劇場上映に加え、期間中いつでもことしの8作品を観ることができるオンライン配信も実施中。
オンライン鑑賞・劇場鑑賞ともに、(A)寄付つき鑑賞、または、(B)無料鑑賞から選択して参加できる。
≪1作品を申し込む≫
(A)寄付つき鑑賞(2,000円/3,000円/5,000円/10,000円/20,000円)、または(B)無料鑑賞
≪オンライン鑑賞で7作品まとめて申し込む≫
(A)寄付つき鑑賞(5,000円/8,000円/15,000円/30,000円/50,000円/100,000円)、または(B)無料鑑賞
映画にしてくれて知れることがひとつの救い
「難民になってしまうことは、一方から見ると悲劇ではある。
でも認定されるということで、違う生活ができるかもしれない…。
私たちのように日本に住んでいると、想像しがたい環境だなと思います。
だけど、こうやって映画にしてくれて知れることがひとつの救いだと思いました」
―――俳優・モデル・映画監督の岡本多緒もそう推す、ことしの難民映画祭で選ばれた8作品を、ここからチェックしていこう。
私の武器、それはコメディー【日本初公開】
対話が壊れた世界で、笑いは人の心を開くのか
原題:Coexistence, My Ass! /ドキュメンタリー / 95分 / 2025年
イスラエルで唯一、ユダヤ人とパレスチナ人が共に暮らす「平和のオアシス」で育ったノアム・シュスター=エリアシ。国連で平和構築に携わった後、変わらない現実を前に「笑い」を武器にスタンダップコメディアンへ転身する。 ユーモアと鋭い風刺でイスラエル社会やパレスチナ問題に切り込み、深まる分断の中でも「対等な権利なくして真の共存はない」と訴え続ける彼女の姿を通して、平和と共生の意味を問いかける。
アライズ・イン・エグザイル / 故郷を追われた盟友たち
爆撃のない世界で、二人の問いは続く
原題:Allies in Exile / ドキュメンタリー / 40分 / 2026年
シリアの紛争を14年間記録してきた映像制作者ハサンとファディ。爆撃や破壊の中でカメラを回してきた二人は、やがて故郷を離れざるを得なくなり、英国で難民申請をする。待機と不安の日々の中、二人はカメラを手放さない。今度は自らの避難生活を見つめ、友情と創作を支えに生きる姿を描く。監督のハサン・カッタンは、株式会社ユニクロが創設パートナーとして支援する難民映画基金/Displacement Film Fundによるサポートを受けて本作を制作。
FREE FISH ― ガザの漁師たち【日本初公開】
魚のような自由を求めて
原題:FREE FISH / ドキュメンタリー / 22分 / 2025年
「ガザで自由な生き物は、魚だけ」。包囲下のガザで漁を続ける兄弟、モハンマドとアフマド。南部へ避難した兄と北部に取り残された弟は、監視と攻撃の危険にさらされながらも、家族を支えるため海に網を投げ続ける。本作は、双子の兄弟を失い一人で漁を続ける若者ラミの姿も交え、戦争によって引き裂かれた人々が、喪失を抱えながら尊厳とつながり、記憶を守ろうとする姿を描く。
故郷へ続く青空の下で【日本初公開 11/30 劇場公開】
遠く離れた父に届ける、ミラノで掴んだ金メダル
原題:The Blue Above and the Gold Within / ドキュメンタリー / 52分 / 2025年
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、9歳のヴァレリアは母と弟とともにイタリアへ避難し、父と離れ離れになる。慣れない土地で彼女の支えとなったのは、学校での友情と新体操だった。元ルーマニア代表の指導者アンカ・ゴイアと出会い、競技に打ち込む中で成長していくヴァレリア。本作は、戦争による喪失や不安を抱えながらも、周囲の人々に支えられ、新たな場所で希望を見いだし、自らの未来を切り拓こうとする少女の姿を描く。
極寒の森に取り残された人々【日本初公開】
世界が目を背けた国境で、人々は明日を待つ
原題:December / ドキュメンタリー / 62分 /2025年
冬のベラルーシとポーランドの国境。中東やアフリカなどからヨーロッパを目指した人々は、国境を越えることも引き返すこともできず、厳寒の森に取り残される。幼い子どもを抱える家族、未来を求める若者、そして彼らを支える市民たち。本作は、2021年以降の国境危機を背景に、極限状況に置かれた人々の姿を静かに見つめながら、「国境」とは誰のためにあるのか、「安全」とは誰に与えられるものなのかを問いかける。
死刑宣告の女性弁護士 アフガンからの脱出
排外主義が広がる世界で、新たな人生を切り拓く
ドキュメンタリー / 2026年 / 80分 / TBS制作
アフガニスタンで17年間、弁護士として活動してきたファティマ(仮名)。2021年8月、イスラム原理主義組織・タリバンが実権を掌握し、彼女の運命は一変する。家庭内暴力に苦しむ女性たちの離婚を数多く成立させてきたという理由で、タリバンから“死刑宣告”が下されたのだ。夫と4人の子どもと共に潜伏生活を続け、日本の支援者を頼り脱出を試みるが、難民を取り巻く現実は厳しい。排外主義が広がる世界で、彼らは無事に国境を越えられるのか––。
気候変動に揺れる世界【日本初公開】
あらたな人道危機、人はどう生きていくのか
原題:Climate Refugees: A Global Challenge / ドキュメンタリー / 52分 / 2025年
世界では毎年3,000万人以上が、洪水や干ばつ、海面上昇などによって故郷を追われている。しかし、こうした人々は国際法上の定義はない。本作は、バングラデシュ、フィジー、コロンビアを舞台に、気候変動によって暮らしを失う人々や、土地とのつながりを守ろうとする人々の姿を追う。各地で模索される支援や制度にも光をあて、気候変動による強制移動という新たな人道課題に、私たちはどう向き合うべきかを問いかける。
LOST LAND/ロストランド【11/30 劇場公開】
家族との再会を願い、命がけで国境を越えていく
原題:HARA WATAN / ドラマ / 99分 / 2025年
ロヒンギャ難民キャンプで暮らす5歳のシャフィと9歳の姉ソミーラは、離れ離れになった家族との再会を願い、叔母とともにマレーシアを目指す。国籍を持たずパスポートも取得できない彼らは、密航業者の手引きで漁船に乗り込み、命がけの旅へと出発する。荒れ狂う海、人身売買の危険、搾取や暴力など数々の困難に直面しながらも、姉弟は希望を失わず、生きるために歩み続ける。実話をもとに、ロヒンギャ難民の過酷な現実と人間の尊厳、希望を描いた作品。
国連UNHCR協会 川合雅幸 事務局長
「難民問題を通じて 平和を考える機会に」
この「難民映画祭」を主催する、国連UNHCR協会 川合雅幸 事務局長は、こんな想いを込める。
「普段、難民の方々の気持ちに寄り添う、接する機会というのは、あまり多くはないかもしれませんが、本日の映画をご覧いただいて、故郷に戻れない、かとい言って、避難先で安定した生活を送ることも許されない、先が見えない中、待ち続ける不安、苦悩といったものを私たちも一緒に感じ取ることができたのではないでしょうか。
いま、世界では、今回の映画と同様に、紛争や迫害によって、故郷を追われている方の多くが、例えば、バングラデシュのロヒンギャ難民の子どもたちのように、祖国にも戻れず、避難先で不安を抱えながら、待ち続けないといけない…。
そういった現実に目を向けていく必要があるのではないか? というふうに感じます。
世界の難民の多くが避難先、あるいは、母国に帰国して、ひとりの人間として尊厳を持って、未来を切り拓いていけるよう、国際社会として、いまこそ声を上げていく必要があるのではないかと感じます。
本映画祭のテーマは「世界を想う。 平和を問う」。
1人でも多くの方に映画祭に参加していただいて、難民問題を通じて、平和を考える機会にしていただきましたら、幸いです。
◆第21回 難民映画祭
https://www.japanforunhcr.org/how-to-help/rff