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そのオルガンの名は、「Perfumery Organ(パフューマリー・オルガン)」。
このオルガンを演奏すると、その音階にリンクした香りが出てくる仕組みになっています。
「ド」がローズ、「レ」はアーモンドの香り、1オクターブ高い「ド」はカンファ―、というように低いトーンから高いトーンまで、緻密に調合された香りの音は全部で7オクターブ。
調和のとれた和音は良い香りに、不協和音は相性の良くない香りになるなど、オルガン完成の過程でも多くの苦労があったことがうかがえます。
撮影では、香料が時間とともに蒸発してピッチが変わっていくために、その都度、香料を足すなどチューニング自体にも多くの時間を要したそうです。
19世紀のイギリスで、香料と音階をリンクさせる「香階」を考案した調香師ピエス。
彼は音に香りを割り当て、鳴らすと香りのハーモニーが生まれる楽器を考えていましたが、完成することなく、この世を去りました。
このオルガンは、くしくも心半ばでこの世を去った彼の構想が元になっています。
160年の時を越えて、同じ香りと世界観を体感出来るなんて、とってもロマンティックですね。
「ピエスさんにも聴いてもらっているような気がしました」と語るのは、演奏を担当したクラムボン原田郁子さん。
洗練されたその音楽をお聞きください。
https://www.youtube.com/watch?v=TRoHb_ocrlY
このオルガンで奏でられた音楽は、柔軟剤以上、香水未満の「レノアハピネス」に含まれる香りの音でのみで成り立っています。
50種以上もの香料とフレグランスオイルを配合している「レノアハピネス」だからこそ奏でられる、美しいハーモニーでしたね。
オルガンから出た様々な香りが混ざり合って、とてもいい香りがしそうです。この香り体験してみたいですね。
P&G「レノアハピネス」:公式サイト
出典:【レノアハピネス】初めての体験!香りの音が聴ける!?『Perfumery Organ』 - YouTube