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スタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」が、本日1月7日日本テレビの、金曜ロードショーで放映されます。「千と千尋の神隠し」といえば、宮崎駿の言わずもがな名作です。「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」と続き、2001年7月20日に公開されており興行収入316億円の大ヒット。今回、その物語に登場する謎の男の子「ハク」。彼に関するとんでもない噂が話題となっております。
ハクについてざっくり話すと、ハクは物語に登場する男の子のキャラクター。八百万の神々が客として集う「油屋」で働いており、本当の名前を忘れている。
しかし、自分の名前は忘れているものの、なぜか千尋のことは覚えているという。
そこで千尋は、物語のラストで、自分が幼い頃川で溺れたことを思い出す。その川の名前は「琥珀川」。
そして、ハクはその川の主であり、本当の名前は「饒速水小白主(ニギハヤミコハクヌシ)」だと判明する。
……というのが表向きの話です。
このストーリーに関して、プロデューサーであり、サブカルを研究・発表を行っている「岡田斗司夫」氏はさらに深い読みと持論を展開。
岡田斗司夫氏の推察によるとハクは、とんでもない正体であるという
ハクは千尋の兄である。
という解釈です。そんなバカな、それだったら「千尋」は母親からも聞いているハズ。そんな辻褄が合うわけがない、それは「岡田斗司夫」の妄想だろう!
……と誰もが思うのかもしれません。
しかし岡田斗司夫氏によると、ラストの千尋が川で溺れたことを思い出すシーン。そしてそれを助け出してくれる「誰か」。それこそが「ハク」であるという。
川から千尋を助け出す手は、明らかにTシャツを着ている子供。絵コンテにも「子供」と書いてある。つまり、この子供は「ハク」しかないという。
ちなみに「ハク」はそのまま流されて帰らぬ人に。そして、人のために命を捧げたので神様となった。その神の名前は「饒速水小白主(ニギハヤミコハクヌシ)」である。
また、母親は、ハクのことを千尋に話さなかったようです。ただ、ハクに思いがまだある母親は、冒頭で千尋に対し無意識的に冷たく扱ってしまうのだという。
ハクは、湯婆婆との契約で、自分の名前は忘れたが、幼い頃千尋を助けたことで、千尋のことを覚えているとすれば、辻褄が合うらしい。
なんとも、突拍子もない解釈ですが、それ以外にも「千尋の兄はハク説」を裏付ける要素はあるようです。
例えば、釜爺が「千尋」と「ハク」に対し「愛じゃ愛」と叫ぶシーン。これは、宮崎駿アニメにおいて、かなり例外だという。
通常宮崎アニメにおいて「恋愛」に関して「愛である」とストレートに表現することはないようです。つまりここでの「愛」は「恋愛」ではなく「兄弟愛」だというのだ。
さらに、琥珀川は現在埋められてしまっております。
「埋められた」というのは、つまり暗に死を表し「埋葬された」というメタファー(暗喩)であるという。
ハクは死んでいる、実に兄である……にわかに信じがたい設定ですが、宮崎アニメではたとえそれが事実であっても明確に説明しません。
それこそ、暗喩であったりメタファーであったり様々な「匂わせ表現」を使います。
それが宮崎アニメのあり方、なのかもしれませんが「匂わせ表現」はどのような解釈にも取れてしまう問題もあります。
ネットでは「ハクが千尋の兄説面白い。」「たしかにって理由があるんですよ」「千尋の兄だった説に納得してしまった……」など衝撃の声が寄せられております。
さてさて何とも信じがたい「ハクは千尋の兄説」。しかし様々なヒントを点と点で結びつければ、確かにそのように解釈もできるのかもしれません。
信じるか信じないかは、あなたと岡田斗司夫次第です。
画像掲載元:スタジオジブリ / 岡田斗司夫