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遺伝子操作といえば、倫理的な問題から、度々問題視されている技術ではありますが、とはいえ研究次第では、人間にとって後々莫大な幸せをもたらすことは言うまでも有りません。ただそうやって今日まで研究が進んできたのは事実であり、今後も続くでしょう。そしてもはや人間は、神の領域に踏み込んでしまう可能性もあります。
Human genes are inserted into MONKEY BRAINS causing them to expand in unnerving Planet of the Apes-style experiment https://t.co/Gx8E2nsi4F
— Daily Mail Online (@MailOnline) November 21, 2020
ということでこちらの技術が話題です。サルは人間並に高度な脳を持つことで知られておりますが、今回コモンマーモセットというサルに、ARHGAP11Bという遺伝子を注入したところ、なんと大脳新皮質のニューロン数が増え、人間のような多数のシワのある脳を持つサルが誕生したという。
つまり、誕生前のサルに「ARHGAP11B」を注入すれば、人間並みの脳を持つサルが今後続々誕生する。
ARHGAP11Bは人間によく見られる遺伝子ではあるが、チンパンジーからの分岐後に出現した人間固有の遺伝子であり、人間以外には見られない。つまり人間特有の遺伝子である。
大脳新皮質は、脳の深い溝であり、推論、言語、意識的思考を司る人間の思考をする上での重要な組織です。
この実験を更に応用していけば、人間を超えるサルが誕生するのではないかと期待されている。
しかし、いつしかそれはサルが人間を超え、人間と戦争を始めるのではないかという懸念もされており、まさに猿の惑星のようなことが起きかねないと冗談の声も。
ちなみにこの実験をシたのは、日本のマーモセット神経構造研究チームだという。
マーモセット神経構造研究チーム
https://www.riken.jp/research/labs/cbs/marmoset_neur_arch/index.html
遺伝子組み換えで一体何が起きるのか、もはや猿の惑星も冗談ではなくなってくる恐れもありそうだ。
Source:DailyMail