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PTAは、子供たちが学校や近隣地域で健やかに成長するために必要な組織として、従来から存在してきました。しかし新年度が始まる4月、小中学生の子供を持つ親御さんを悩ませるのが、PTAの役員決めではないでしょうか。できることなら避けて通りたい。そう思う保護者も多いと思います。筆者もできれば役員は避けて通りたい一人です。しかし、学校からとある封書が……。そうです、PTA役員当選お知らせのお手紙が届いたのです。
学校行事や地域活動に、保護者が参加するPTA。
地域によって活動内容やルールは様々だと思います。
ちなみに、筆者の子供たちが通う小学校では、『子供一人につき1回PTA役員をやらなければならない』という暗黙のルールが存在するようです。
規約もなにもないPTAなので、ルールが存在するわけがないのですが、暗黙のルールとして長年受け継がれてきているようです。
しかし、現在は女性も働く時代。
PTAに参加して平日の昼間に何時間も拘束されるというのは、なかなか難しいような気がします。
親と同居し、夫は会社員で妻は専業主婦。子供は2人という従来型の家庭の形が当たり前でなくなった現在、PTAの活動に参加したくてもできないというご家庭も多いのではないでしょうか。
実際に筆者は、義両親、実両親共に遠くに住んでおり、夫は仕事の関係上なかなか子育てに参加できず、ワンオペ状態。
また、筆者自身も仕事をしているため、平日の昼間にPTAで時間が割かれるのは正直言ってつらいです。
そんな中、学校から届いたこちらの封書。
開けてみて驚愕!PTA役員当選のお知らせだったのです。
中には1枚のプリントが入っており、ここに記載されている内容に思わず「封建時代かよ!」と突っ込んでしまいました。
どのような内容が記載されていたのか、一部ご紹介していきたいと思います。
さて、この度PTA学級委員投票の結果、貴方が学級委員に選ばれましたのでお知らせします。つきましては、令和4年度委員をご承諾いただき、PTA活動の推進力となっていただけますようお願い申し上げます。
え??決定事項なの?
「選ばれましたのでお知らせします。」って結構乱暴じゃない?お願いしたいけどご都合よろしいでしょうか?ってまず聞くものじゃないの?
個人の意思を無視して勝手に決めるってどういうこと??と、頭の中はハテナだらけです。
なお、第1回PTA委員会を下記のように開催します。
※当日やむを得ずご欠席の場合は、本委員会に全権を委任していただき、また、決定事項についてもご承諾をいただきたく存じます。
このプリントもらってから1週間も経たない日に、いきなり集まれっていわれても無理なご家庭だってあるでしょう!
しかも欠席したら全権委任。
自分の知らないところで、もしかしたら重要なポストに就かされてしまうという危険もあるのです。
いわゆる欠席裁判というやつですね。
この独裁的な内容に疑問がぬぐえない筆者です。PTAの中の人は、昭和の時代から止まっているのかな?今は令和ですよ?
時代の変化と共に、家庭環境や子育て環境も変わっていることから、PTAの在り方も変えていく必要があるのではないかと感じずにはいられない筆者でした。
今回、PTA役員ガチャに当選してしまいましたが、実は激レアな統計調査ガチャにも当選してしまうなど、今年は当たり年なのかもしれません……。