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紙粘土とは、パルプを主原料に水や糊を混ぜて作られた粘土状の造形材料のこと。小学生の頃、工作で紙粘土を使ったことがある 方も少なくないでしょう。意外と身近な工作の材料になる紙粘土ですが、Twitterにて、K SUZUKI(@mitsuo_j28)さんがご投稿した「紙粘土で制作した赤トンボ作品」が話題を集めています。それは、紙粘土のイメージを覆す程の圧倒的存在感!一目見たら虜になってしまうカッコ良さなのです。今回は制作秘話を伺いました。

紙粘土で制作した赤トンボが超絶カッコいい!

「紙粘土で赤トンボ作ったよ」という一言と共に、作品の写真が添えられたツイートを発見しました!作品の質感や羽根の繊細さなどどのパーツも圧巻の完成度です。今にも動き出しそうなリアルさに脱帽です。

ツイートのリプ欄には、紙粘土で制作されているとは信じ難い、物凄いクオリティーなど絶賛の声が寄せられ、熱視線を集めています。

・紙粘土と仰っているように見えました。……紙粘土??!(まさか(?ω?)?!)

・すっごい!精密でかっこいい。

・ここまでメタリックな質感になるとは……紙粘土恐るべし。

制作者さんインタビュー

image:K SUZUKI(@mitsuo_j28)

制作者のK SUZUKI(@mitsuo_j28)さん(以下、鈴木さん)にお話を伺いました。

■プロフィールを教えてください

ーー鈴木広大と申します。29歳です。仕事はグラフィックデザインとWEBデザインをしておりますが、その傍ら、紙粘土や石粉粘土を主に使い、立体の造形物を作ってます。

■制作歴、制作を始めたきっかけは?

ーー制作歴は3年ほどです。始めたきっかけは、宇田川誉仁さんという方の作品(エイとグソクムシ)をたまたま見かけて、衝撃を受けたのがきっかけです。

■昆虫の作品を作り始めたきっかけは?また、一番好きな昆虫とその理由は?

ーーきっかけは、もともと昆虫が好きだったのと、上記の質問と同じになりますが宇田川誉仁さんの作品を見たからです。1番好きな昆虫はトンボか、クワガタ、カブトムシあたりです。 トンボは風に乗って飛ぶ姿がグライダーのようでかっこいいのと、複眼が美しいからです。クワガタ、カブトムシは強そうだからです笑 。クワガタ、カブトムシは家で飼育中ですよ。

■赤トンボの作品でこだわられたところや注目して欲しいポイントを教えてください

ーーこだわっているのは、粘土の表面処理ですね。少しの凹凸も仕上がりに大きく影響するからです。 あとは、アンバランスな感じで木に止まってるところなどもこだわってます。 その他、複眼も何層にも重ねて塗装していますので、そこもぜひ見て欲しいポイントです!

image:K SUZUKI(@mitsuo_j28)

■紙粘土で制作されているようですが、一体どのように制作されているのでしょうか?

ーー材料は主に紙粘土です。 使用道具は、ヤスリ、リューターなどなど、主に削るための道具が多いかと思います。塗装はラッカー塗装をしてます。制作の流れを簡単にご説明させていただきます。

1.紙粘土で造形

2.ジェッソで表面処理

3.サフで表面処理

4.塗装

5.デカールの貼り付け

6.トップコート

7.ハンダ線等の金属部品の貼り付け+組み立て

8.ウェザリング(汚す塗装です)

9.トップコート

10.台座などに取り付けて完成

上記のような工程を経て作品を作りだしております。

■いいねやRTされるなど、反響がありますがどのような心境でしょうか?

ーー率直に沢山の人に見てもらえて嬉しいです。その反面……多くの方に見ていただけるようになってから、細かいところも手が抜けないなぁ~と身が引き締まる思いでもあります。より精度を上げたいと思うようになりましたね。

■今後作られたい作品、夢があれば教えてください。

ーー夢は芸術家として生活していくことです。また、戦争やスラム街などの不幸が世界中から無くなり、皆が自分らしく生きていける世界になってほしいと割と真剣に考えてます笑。今後作りたい作品は沢山ありますが、いままでとは違い社会に対するメッセージ性を込めた作品を残したいと思ってます。 具体的に申し上げますと、宇宙船地球号という題名でシーラカンスの作品を作る予定です。もし可能なら……私が福島出身なので、相馬ブルーアート展に出したいと目論んでます笑。

鈴木さんのインパクトのある素晴らしい作品に魅了されました。今後の益々のご活躍を、秒刊SUNDAYも応援しています!

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取材協力:K SUZUKI(@mitsuo_j28)

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 紙粘土で制作の「赤トンボ」がリアルで超絶カッコいい!制作秘話を聞いた