はじめに

古代エジプトの象徴であるピラミッドは、「メンフィスとその墓地遺跡 ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」という名称で、ユネスコの世界遺産に登録されています。実は常識だと思われていた知識が近年間違っている可能性を指摘されていたりと、まだまだ未解明な部分も多いスポット。

今回は、古代エジプトの歴史に彩られた、世界遺産の魅力と見どころをご紹介します。 世界遺産に登録されているスポット

世界遺産に登録されているスポット

「メンフィスとその墓地遺跡 ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」は、1979年、文化遺産として登録されました。これまで築かれてきた建築物の中で、最も古い部類に入り、世界中に知られているピラミッドです。しかしながら、ピラミッドの目的は未だに解明されておらず、謎に包まれているところも……。

世界遺産にはギザの三大ピラミッドをはじめ「ダハシュール」など、登録範囲内には数々のピラミッドが含まれています。 未解明の世界遺産

未解明の世界遺産

「メンフィスとその墓地遺跡」は、近代まで王家の埋葬施設であると考えられてきました。これは歴史家ヘロドトスの著書『歴史』でピラミッドが墓であると記したことに始まります。ピラミッドの完成から2000年以上も経過した後の話でしたが、やがて何度も世間に繰り返し伝わるうちに、時代を超えて定説となっていったと言われています。

その後クフ王のピラミッドに穴を開け内部調査を行った際、石棺を発見したことから、王の墓であるという説は決定的なものになりましたが、石棺にミイラが入っていた訳ではなく、本当に墓であるかどうかはまだわかっていません。長い年月が経った今でも、謎は以前謎のままとなっています。 ピラミッド建設に従事したのは奴隷ではない?

ピラミッド建設に従事したのは奴隷ではない?

重い石をひとつひとつ積み上げて築かれたピラミッドは、その作業工程から、かつては奴隷に重労働を強いながら建造したものと考えられていました。しかし近年になり、緻密な設計なしではピラミッドの建造は不可能であると指摘されました。つまり、高度な建築技術を持った専属の労働者によって、建造されたものであるという説です。

さらに、ピラミッドの近くから、ピラミッドを建造していた労働者の住居跡が発見され、そこに残された落書きから労働者にはワインや食事が振舞われ、物資の行き届いた生活であったことも推測されています。こうして現在では、高度な技術者たちによって建設されたという説が有力です。 見どころ

見どころ

それぞれの見どころは、こちら。

<ギザ地区>
・クフ王のピラミッド
約4000年にわたって世界一の高さを誇る建造物。世界の七不思議に数えられる、現存する建造物です。

・カフラー王のピラミッド
ピラミッドのすぐそばに、スフィンクスが建っているピラミッドです。

・メンカウラー王のピラミッド
ギザの三大ピラミッドの中で、最も小さいピラミッドです。財政事情など当時、何らかの理由で小さくせざる負えなかったのではと考えられています。

・大スフィンクス
ギザ大地にある巨大なスフィンクス像。一枚岩から掘り出された石像としては世界最大です。
紀元前2500年頃に建造されたと考えられています。

他に、<サッカラ地区>のにある初期の建造様式であるジェゼル王のピラミッドや、<ダハシュール地区>のスエフェル王の赤いピラミッド、メンフィスとその墓地遺跡など見どころが多く、一日いても飽きない魅力のあるスポットです。

おわりに

エジプトの世界遺産「メンフィスとその墓地遺跡 ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」は見どころや魅力が満載のスポットです。歴史のロマンに触れる旅にお出かけしてみませんか?


情報提供元:旅色プラス
記事名:「その知識は誤り?ピラミッド含む「メンフィスとその墓地遺跡」は謎だらけ